なぜ、人々はインターネットでニュースや情報をとることが好きになったかについて北京放送ウェブサイドの編集長、馬為公さん、「放送とテレビの場合は、視聴者は一方的に情報を受けるだけで、視聴したい内容を選ぶことができない。しかし、インターネットのユーザーは自分の好きなことを自由に見たり、聞いたりして、前より選択肢が大分多く増えている」と分析していました。
実際、インターネットが人々の目を引く理由はその双方向性にあります。ここ数年、国内でニュース関係のウェブサイドは殆ど自由討論と世論調査のコラムを設け、ユーザーは社会問題やホットな話題について自分の意見を自由に書き込みすることができます。これらの書き込みは政府部門が関連政策を作る際の重要な参考となります。例えば、これまでの戸籍規定によりますと、もともと住んでいた地域を離れ、ほかの地域に行く場合、その地域で臨時居住証明書をもらわなければ、収容され、もともとの地域に送還させられます。2年前、孫志剛という若者は居住証明書がないということで、収容された後、虐待を受けて死亡しました。この事件が国内で大きな反響を引き起こし、人々は新華通信社などのBBSで、この事件を議論し、収容審査送還制度を強く非難しました。マスコミ、特にインターネットのおかげで、中国政府は収容審査送還制度を廃止し、都市部のホームレスを救助する新たな方法を公布しました。
しかし、焦点となる事件に対する発言力を取ることはインターネットのユーザーにとって決して満足したことにはなりません。これらの人々はウェブサイドで個人ブログを設けることに没頭しています。ブログというのは、関連ホームページで個人のコラムを持つことです。個人ブログでは、個性に溢れる言葉を書いたりして、他の人に見せます。この中で、ある人は恋愛の悩みを書いた入り、ある人は旅の美しい風景を描いたり、ある人は政府が公布した政策に意見を書いたり、実際に、殆どの人は生活中の感銘を書き込んだりしています。北京の孫雯さんは旅行が大好きな人で、1年前、彼女はブログをやり始め、今やブログで日記を公開することは彼女にとって生活の中で欠かせないこととなっています。孫さんは、「最近の旅といえば、中国北部の山西省と内蒙古自治区に行って、そこの万里の長城で、友達に写真を撮ってあげた。旅でいろいろな人に会い、これらの人々の生活や仕事ぶりが理解することが出来る。家に帰ってきて、ブログで自分の経験や感想を書く。周りの人や知らない人はこのような旅を体験することが出来ないかもしれないが。ブログを通して、旅の光景や私の感想を感じることが出来る」と話してくれました。
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