こちら北京はすっかり秋の天気。夜などはベランダの窓を開けておきますと、社宅の庭から秋の虫の鳴き声がかすかですが聞こえてくるようです。でも、そのうちに窓を閉めます。でないと北国の北京のこと。夜半は幾らか冷えるので、布団かけるの忘れて寝てしまうと風邪でも引きそうです。皆さんのところはどうですか?
さて、この10月1日は新中国成立56周年記念日。つまり中国の建国記念日である「国慶節」で、七日間の連休。で、この連休をどう過ごそうかといろいろ計画がある人が多いようで、観光シーズンでもあることから、旅行社や各観光地は今が稼ぎ時だと忙しくなります。それに北京の秋は一番よい季節ですから、地方や外国に観光に行かなくても、郊外に自然を求めに行く人も多いでしょう。私もどこかへ行きたいのですが、仕事上、七日間の連休は無理ですので、休みの日に郊外へ釣りにでも出かけようかとおもっています。
ところで今日のゴーゴー話は中国のチベット族に伝わるちょっと変わったお話をご紹介しましょう。チベット族は、ヒラヤマ山脈の北側に広がる標高3000メートル以上のところに住んでいます。チベット族の先祖は、七世紀から九世紀中頃にかけてアジアを席巻した王国である吐蕃を築きあげたことで知られていますね。のち20世紀50年代に、チベット地区ではまだ「政教合一」の封建的な農奴制度が実施されていたんですが、1959年に、民主的改革が全面的に行われることによって、広範なチベット族の人民はやっと新しい生活を送れるようになり、チベット族の人民の努力の下に、チベット地区は社会主義の革命と建設を通じて、それまでの貧しくて立ち遅れた様相から徐々に抜け出して、活気に満ちた繁栄ぶりを見せるようになりました。で、使用言語ですが、チベット語ですが、場所によって言葉が違い、方言の差は激しいということ。チベット族は文字を、あらゆる知識の源泉として尊敬しており、また、チベット族が信仰しているのはチベット宗教です。そして居住地域はチベット自治区以外に、四川、青海、雲南の各省にまたがっていて、人口は約460万だということ。
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