独特の民族衣装をまとい歌と踊りを披露。
チベットの山南地区は、仏教の発祥地としてその名を知られていますが、チベット劇の原点でもあり、独特の歌や踊りの文化があります。チベット劇は、チベット語で「アラジム」と呼ばれ、仙女という意味があります。言い伝えでは、7人姉妹がチベットの伝説や神話などを演じたことからその名がつけられたといいます。中でも最も歴史が長く、地位が高いのは、白い面をかぶって演じるチベット劇です。内容はほとんどがチベットの伝説もので、祝祭の時に村などで披露されます。山南地区のビントン村では、古くからの文化を守り続けてきたチベット劇の承継人もいて、新たな世代に文化を伝えています。(取材・写真:劉 睿)
村の承継人バジュさん(63才)。
チベット劇を20年以上も次の世代に教え続けている。
難易度が高いとされている動きの1つ、太鼓と歌のリズムにあわせ回転する。
チベット劇の中で使われる白い面。白色は純粋で優しい人を表す。
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