チベット仏教の発祥地として有名な山南地区は、林芝（ニンティ）地区から車で10時間ほどの道のりです。道の途中できれいな景色にめぐり合うこともあれば、いろんな人々と出会うこともあります。ヤルンツァンポ河沿いには沢山の人々が住んでいて、小さな村から大きな街まで、変わりゆく景色と共に出会う人々も変わって行きます。「世界の屋根」と呼ばれるチベットの地で、力強く生きて行く人々もまた感動を与えてくれます。（取材・写真：劉　睿）

干草を地面に敷く村の人々、カメラに気付くと恥ずかしそうに満面の笑顔を見せた。

少し大きめ街。乗用車はそれほどなく、トラックで移動している市民の姿が目立つ。

親のバイクで下校するチベット族の子供。

牛の群れを放牧する子供。車から避けながら小道を進む。

標高4910ｍもある布丹拉山を一人で行く63歳のおじさん。
雲南からバイクで成都を経由しここまで来て、新彊経由で内蒙古まで帰るという。