地下鉄空港線には「80后」(1980年代以降の生まれ)の若者たちの姿も目立っています。
「ドアの開け閉めは電車が順調に発車できるかどうかに影響します。もしドアが閉められない状態が5分も続けば、"一般事故"になります。"一般事故"が一回発生すれば、損失は数百万元にも上ってしまいます」。
5、6本の鍵をひとまとめにしていつも手放さない徐さんの言葉から、その仕事の重要性がうかがえます。
順義県生まれの徐さんは一人っ子世代。2年前、みやげもの店を辞めて、開通したばかりの空港線のスタッフになりました。
「エアポートエクスプレスは北京と世界を結ぶ重要な通路です。飛行機で北京に出入りする世界各国の乗客を相手に仕事できることに誇りを持っています」、と徐さんは目を細めていました。
「空港線には、徐さんのような若い人がたくさんいます。皆さんハンサムで、爽やかな青年ばかりでね。一緒に働いていて気持ちいいですよ」。
お母さん世代に相当する白さんのほめ言葉に、照れくさそうにまた目を細めていた徐さんでした。
(写真・文:王小燕)
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