◆脳トレの良きツールとして好評
「豊田通商杯」の小学生部で3連覇を遂げたのは小学校6年の林彦興くん(12)です。李民生さんに将棋を習い始めたのは4歳半でした。今回の対局では35%対65%で圧倒的に不利な状況にあるなか、終盤で見事な逆転勝利を収め、観衆たちの度肝を抜きました。
小学生決勝戦の様子。左は後手・林彦興くん、右は先手・劉腾躍くん |
「日本将棋は取ったこまを自分の兵士として使える。この点が本当の戦争と似ていて面白いと思う。優勝のコツは、一手一手をしっかりと指すことかな」と赤い頬の少年ははにかんだ笑顔を見せながら語りました。
傍にいた林くんの母親は、「(息子は)もともとは内向的で何事に対しても自信のなさそうな子だった。将棋により自信が持てるようになり、全国の交流試合や日本の棋士たちとの交流で視野が開けた」と教えてくれました。そう語る顔には笑顔が溢れていました。
小学校5年の張天天さんは週1回、李さんの将棋教室に通うほか、自宅でも将棋のパソコンゲームで練習をしているそうです。張天天さんの母親に話を伺ったところ、「娘が将棋を指すようになってから、集中力がアップし、英語や数学の成績もぐんぐん伸びてきた」と言います。「将棋は子どもの能力開発にとても役立っていると実感している」と笑顔で語りました。
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |