押し合いへし合いの中、移動するだけでも体力のかかる作業だなと嘆いていたところ、人ごみに揉まれることをちっとも苦にせずに、鈴が転がるような笑い声が聞こえてきました。
　彫刻のように直立不動に立っている警察の両側に集まり、半ば「強制的に」記念撮影をした若い女性たちでした。ちなみに、撮られたほうは、瞬きもせずに直立不動の姿をくずさず、視線を動かすこともありません。さすが！と思いました。 　

　後でこっそり観察させてもらって、発見したことがあります。さすがに、国旗や天安門の中軸線に立つおまわりさんだけあって、とびきり背が高く、背筋もぴしっとしていて、また顔もひときわ、りんとしている青年でした（笑）。 
　ちなみに、勤務中の武装警察の中には、頬に帽子の紐の日焼けの跡がくっきりと残った若い兵士もいました。きっと閲兵指揮でも活躍していたに違いない！と思いました。

  　全国各地から訪れた観光客の中には、何よりもほっとするのは子どもたちや家族連れです。まもなくお祝いムードが終わる広場の記念に、レンズを向けてみました。
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