◆和(ハ・ユアン)さん(22) 　修士課程一年
 　清華大学医学部　生物物理(Bio-Physics)専攻
　出身：山西省 
　夏休みの過ごし方：帰省もせず、ずっと実験室で研究

実験室での和さん

　和さん北京師範大学の生物科学部を卒業後、清華大学に修士課程の院生として入学しました。研究内容は、現在世界で注目を集めている、タンパク質の構成。以前プリンストン大学で教鞭をとっていた、有名な教授の下で、毎日奮闘しています。夏休みにもかかわらず、朝8時半から夜9時まで研究に没頭する日々が続き、土日も同じように研究しているので、週末の概念が無くなってしまったそうです。五年後には博士号を取得できる和さん。しかし、卒業後はそのまま大学で研究生活を続けるのではなく、製薬会社、もしくはコンサルティング会社のヘルスケア部門への就職を希望しています。大学生活についてたずねると、「忙しいけど、素晴らしい環境で研究が進められるので幸せだと思う。子供の頃はあこがれでしかなかった大学に、今自分がいるのは本当に不思議」と話してくれました。

和さんが一日12時間以上を過ごす、清華大学医学部の校舎	最新機具がそろう実験室

清華大学の講堂をバックに、日時計の横でポーズをとってくれた和さん