ゲスト：ダンサー＆歌手　宮下匠規（みやした　たくのり）さん

　この13日から、中日の文化交流史上、初めてと言われる交流イベント、両国のストリートダンサーによるダンスバトルが日本の九州と四国地区で開かれることになりました。コーディネーターは、北京滞在暦8年のダンサー&歌手・宮下匠規（みやした　たくのり）さんことTakunoriさんです。

　「日本の良さを中国に紹介すると同時に、中国の良さも日本に紹介したい」と心がけているTakunoriさん（埼玉生まれ）。初めての北京は、高校時代の青少年交流団で来たときでした。

　「その時に一目ぼれした北京の子をおっかけるために、2002年、早稲田大学を卒業した後、北京留学を決めました」

　大学時代のアカペラサークル「Street Corner Symphony」や、自ら立ち上げたストリートダンスのグループ「Gorgonzola」で活躍した経験を生かし、留学先の中国メディア大学でストリートダンスのサークル「DE社」（Dance　Endless）を作りました。当初は大学のモダンダンスサークルの一部分としてのスタートでしたが、今はメンバー200人の北京最大規模のストリートダンスのサークルになり、全国コンクールでも優勝をするほどの実力をつけました。

　Takunoriさんは留学生活が終わり、北京で働くようになった後も、DE社での指導を続けていました。そして、踊りを通して、北京、いや中国全土で活躍の舞台を広げました。

　2009年、中国人2人（lil youngとEric-Z）と立ち上げたボーカールユニット「龍者」はインディーズではありますが、デビューを実現。今春に上映された人気映画『精舞門2』（クンフー・ヒップホップ2）でボーカルを担当しました。

　中国語の検索サイトで「宮下匠規」を検索すると、記事、写真、ラジオ・テレビ出演など、8000項目以上がヒットし、関連の書き込みからTakunoriさんをおっかける中国人ファンが増えつつあることが手にとるように分かります。

　一方、Takunoriさんの中国人の友人には若者のみならず、70歳以上の高齢者たちも数多くいます。テレビ出演がきっかけで知り合った北京の高齢者ストリートダンスグループ「武英」のメンバーに、「ストリートダンスの全タイプができるようになってほしい」と3年前から指導に励んでいます。

　歌も踊りもおしゃべりも得意な日本人青年。もともとは恋の終わりが縁で始まってしまった北京滞在でしたが、水を得た魚のように異国での生活を楽しめたコツとは何か？

　「龍者」の新曲をお聞きいただきながらの"談談"です。どうぞお聞き逃しのないように。（つばめ）

【リンク】

日中ストリートダンサー夢の競演 THE BATTLE2010 ～友好の大河は流れる～.

http://awaawa.com/application/list/event/item.cgi?Id=20274&CSV=data

http://ameblo.jp/fishboy-blackdogs/

公演日程/2010年

◎10月

15日　下関市民会館

17日　三原市芸術文化センター・ポポロ

18日　広島市文化交流会館（旧・広島厚生年金会館）

20日　リーデンローズ（福山）

22日　アルファあなぶきホール

23日　徳島市文化センター

25日　米子コンベンションセンター

26日　倉敷市市民会館

27日　岡山シンフォニーホール

29日　松山市民会館

30日　南予文化会館

◎11月

1日　新居浜市民文化センター

3日　丸亀市民会館

4日　高知市文化プラザかるぽーと