常住人口1600万人に、年間、1400万人台の観光客も訪れるスーパーシティ・北京(北京市統計局データ)。人のいるところに必ず欠かせない施設が、公衆トイレなのです。
(写真↓は東三環路燕莎桥付近の公衆トイレ)
■北京の公衆トイレ
北京市では、五輪誘致の成功に伴い、「トイレ革命」と呼ばれた大掛かりなトイレ改装工事が行われました。中でも、五輪開幕前の2005~2008年だけでも、4億元(約56億円)の投資が振り向けられました。
【大澤】うわさの「ニイハオ・トイレ」、数が少なくなりました!
【姜平】最近は、公衆トイレは利用していません。昔と違って、飲食店やデパート、スーパー、どこでもトイレが便利に利用できるようになったので…
【つばめ】公衆トイレは、北京のビッグイベントを陰で支えている立役者!朝陽門駅付近の「1級トイレ」の関係者に話を聞いてきました(写真は掃除係の趙さん夫婦、承徳生まれ。2年前に北京に出稼ぎに来ている。月給は一人あたり1000元)。
■ こんなにも違う、各地のトイレ事情
【大澤】中国の人は、トイレをしながら延々とおしゃべりしている!
【つばめ】日本では、和式トイレの便器(しゃがむタイプ)は、向きが中国と正反対ですね。また、音が出るのが嫌われるようで、なんとも不自然な反応ではないでしょうか…
【姜平】アメリカのナショナルパークを旅行した時、公衆トイレの多機能化に驚きました。お湯は出るし、コンセントもあるし、キャンピングカーの旅行者への配慮が行き届いていました。
■ どうなってほしい、これからのトイレ?
【つばめ】なによりも、節水に工夫してほしい!
【大澤】ハイテクを駆使し、とことんまで便利を追求する日本のトイレ。省エネと節水の両立をも視野に入れてほしい。
【姜平】管理方法の改善です。「男・女」で分けるのではなく、札のかけ方を改善して、空いていれば誰でも利用できるようにするとすれば、女性がいつも行列してトイレを待つことが良くなるのではないでしょうか。
エンディングの一曲♪
匂わないトイレ、清潔なトイレ、快適なトイレ。人類が遥か昔から求めつづけてきた目標です。
トイレの改善に対する追求こそ、人類社会の進歩を支えた重要な力の一つでもある、のではないでしょうか。ネット歌手・香香の歌、「香飄飄」(かぐわしい香り)♪をお送りします。
さて、冒頭の問いの答えは?→Next Pageへ
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