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WebRadioトークショー【つばめのス】Vol.16~携帯電話

2009-04-21 16:32:48     cri    

 地下鉄の中でも、町を歩く時でも、中国も日本も変わらない風景――それは携帯電話を忙しそうに操る若者たちの姿(↓写真は春の玉淵譚公園を訪れた若者。花見は目的なのですが、携帯も欠かさない…)。

 通話はもちろん、メールにニュース、写真、音楽、ゲーム、人によってはネットサーフィンに株取引も…携帯電話は単にお洒落なアイテムだけでなく、若者、さらには現代社会を生きる人間にとって、欠かすことのできない存在になりました。

 中国工業情報化部の発表では、09年2月末まで、中国では携帯電話の加入数は6億5978万になり、総人口の48.5%に達しています。一方、日本総務省のデータでは、09年1月まで、携帯電話及びPHSの加入者数は1億1,064万に上り、普及率が9割に達しています。

 ところで、携帯電話が中国で普及する前に、通信インフラが急速に整備されました。「生まれた時から家に電話があった」というアンドウと違い、つばめエーリンも家に電話が入ってきたのは1990年代以降のことでした。


















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【つばめ】大学の時、4階建の女子寮には電話機が一台しかありませんでした。だからいつも「話中」で、なかなか通じませんでした。

【エーリン】大学3年の時、寮に初めて電話機が設置。卒業前、就職活動のために、思い切ってポケベルを買いましたが、3000元以上もしてしまいました。

 さて、中国は固定電話網の整備から、ポケベル(英数しか表示できないものもあれば、漢字表示もできるハイエンドのものも)の時代を経て、ようやく携帯電話の時代に入ったのはここ10年ほどのことです。

【つばめ】1999年、CRI入局後に携帯を購入。今は6台目の端末。

【エーリン】5台目の端末です。最近、電話機の価格がぐっと下がり、その一方で、機能はどんどん高まりつつあります。

 一方、日本中国とで、携帯電話の使い方にどのような違いが見られるでしょうか。

【アンドウ】日本はメールの文化に対して、中国は携帯番号に直接送信するショートメッセージ「短信」の文化のようですね。「短信」のやり取りは中国語の勉強にもなりますよ(写真はメッセージの形で配信される携帯ニュースの画面)。

【エーリン】日本では、電車の中では携帯電話を使わないことがマナーですが、北京では新しく開通した地下鉄は、むしろ「携帯電話も使えるよ」を宣伝文句にしていますね。

【つばめ】料金システムの面では、中国では発信側も受信側も料金がチャージされたり、契約地以外のところで電話を使用する場合、漫游(ローミング)の費用が加算されます。幸い、将来的にはこの2つの費用はなくす方向にあるという発表があり、利用者としては嬉しい動きですね。

  さて料金プランと言いますと、少し前まで、中国の料金プランはたいへん簡単なものしかなく、種類も少なかったですが、最近はきめ細かになりました。

 では、中国のOLは1ヶ月に携帯電話に一体いくらぐらい使っているのでしょう?そして、携帯やインターネットの普及により、人と人とのつながりにどのような変化が起きたのでしょう?(参考:2008年、「チャイナモバイル」ユーザーの月平均通話料は83元)

 ちなみに、少し前までは中国と日本の携帯電話は、方式の違いにより、中国の携帯電話は日本で使えず、日本の携帯電話は中国では使えませんでした。最近では技術が進歩してこの問題は解決し、通話だけでなく、メールのやり取りもできるようになりました(↓写真はCRI日本語部部員の携帯端末)。

 国と国との「壁」を低くした通信技術。世界を小さくし、生活をより便利にしてくれた一方で、人の心や社会のあり方をどう変えたのでしょうか
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Keyword

【手机】携帯電話。最近、中国の携帯電話がどんどんおしゃれになり、若者の間では、携帯電話に"美容"をする("手机美容"、デコレーション、デコ携帯)人が増えています。写真は日本語部の黄恂恂アナと愛用の携帯電話機です(↓)。

【短信】ショートメッセージ

【手机综合症】携帯電話依存症

【漫游】ローミング(roaming)  契約している通信事業者のサービスを、その事業者のサービス範囲外でも、提携している他の事業者の設備を利用して受けられるようにすること。

【电信运营商】略して"运营商"ともいう。電気通信事業者、通信キャリア。中国では携帯電話のキャリアは中国移動(チャイナモバイル)、中国联通(チャイナユニコム)と中国电信(チャイナテレコム)の三社があります。加入数はそれぞれ4.71億(09年2月現在)、1.34億(09年1月現在)、2893万(09年1月現在)となっています。

【3G】3rdGenerationの略。第三世代携帯電話の総称。携帯端末による大容量送受信が可能になり、通信とネットの一層の融合が期待できる技術。日本では2001年から世界に先駆け、サービスを開始(NTTドコモ「FOMA」)。中国では3Gの商用サービスは2009年1月より正式に始まり、中国工業情報化省は三大キャリアの中国移動、中国聯通と中国電信にそれぞれTD-SCDMA 、W-CDMA 、CDMA2000方式での3Gライセンスを発給しました。これに伴い、向こう3年、2兆元の事業投資が期待されると見られています。専門家は中国における3Gでの商戦は2011~12年に本格的に展開し、3年後、加入数は1.5億に達すると見込んでいます。(資料参照:http://it.hexun.com/2009-04-15/116709810.html

<TD-SCDMA>
(Time Division –SynchronousCDMAの略) 
 中国の独自規格。GSMから3Gへのグレードアップに適している方式だと言われています。 <W-CDMA>
 (Wideband CDMAの略。CDMADirectSpreadとも言う)欧州方式。
<CDMA2000>
 (CDMAIS95に基づいたブロードバンド技術、CDMAMulti-Carrierとも言う。日本、韓国と北米で幅広く応用されている。             

                                 (つばめ)

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