大リーグの試合を見にアメリカに来ています。
……嘘です。こちらは北京の大学野球の球場で、アメリカのメジャーリーグベースボール(MLB)が4年前から共催しているので、MLBのマークが貼られています。
この日は、今年度の大学野球の開幕式で、ソフトボールの女子チームと併せて40を超えるチームが集まっていました。
(20回目となる今大会は、北京市内のチーム以外に台湾・山東・河北のチームも参加しています。)
実際のところ、中国では野球はマイナースポーツです。それでも、2020年の東京オリンピックで野球が種目として復活するとみられているため、中国としても改めて力を入れているようです。
この大学野球の観客動員にも一丸となって取り組んでいる様子が見て取れ、会場では入場無料のこの野球場に入る際、野球の基本的なルールが書かれたチラシと景品が当たるくじが貰えます。
さらには「ゆるキャラ」もいて、式典を盛り上げていました。
テントの中で椅子に座って休んでいるところを撮影したかったのですが、気付かれてポーズを決めてくれました。
さて、これらの中国の大学野球チーム、下馬評を調べてみると、留学生を何人チームに加えることができたかで評価に大きく違いが出ているようです。その中には日本人の選手もいて、「助っ人」として参加しているのかと思うと、応援したくなる気持ちはもちろん、野球を通しての日中交流の可能性の高さを感じずにはいられませんでした。
私はただ観戦が好きなだけなので、技術的なことを教えたり、一緒にプレイしたりすることはできませんが、会場などで野球談話をして、自然とアジアの野球大国としての日本も知ってもらえると嬉しいですね。
まずは貰ったチラシで野球用語の中国語を勉強しなくちゃ…。
なお、この大会は、北京・清華大学で6月7日まで毎週土・日曜日に行われています。(小山)
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