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日本人スタッフのつぶやき313ー北京の冬の光景

2015-02-02 15:18:15     cri    

 北京の長い冬も、そろそろ終わりに近づいてきました。

 花が咲き乱れる春を心待ちにしながら、季節の移り変わりを味わいたいものです。

 北京の冬の光景と言えば、何でしょうか。

 そう、一つは湖でのスケート。

 北京の什刹海公園では「西海」の湖が凍り、市民がスケートをして楽しんでいます。小さな椅子にスケートの刃をつけたものが有料で貸し出されています。座った状態で滑るので転ぶ心配がないのは良いですが、自然の氷は滑らかではないため、実際に滑ると途中で「ガガガ・・」とひっかかったりすることも。また、この時期になると一部の氷が解け始めているため、上を歩くだけでドキドキ。

 北京のデパートなどには屋内スケートリンクもありますが、このスリル満点の湖スケートこそ、北京での一つの冬の味わい方ですね。

 そして街は春節ムード一色、赤色であふれています。

 春節は今月の19日、もうすぐですね!

 日本にいた頃、春節は少しでもその雰囲気を味わいたいと、横浜中華街に行っていたのを思い出します。中国ではこれまでに、2回春節を過ごしたことがあります。1回目は山東省の済南、2回目は湖南省の長沙でしたが、どちらも友達の家に一週間ほど泊まらせてもらい、友達のお母さんと餃子を作ったり村の50軒あまりの家にお正月の挨拶をしに行ったりと、春節を存分に味わうことができました。

 ここ北京では、春節の前からその雰囲気を味わうことができます。

 例えば、スーパーに行くと、まず目に入るのはこんな光景。

 赤色と金色がいっぱい。とてもきらびやかですね。

 中国での年男・年女は日本の厄年にあたり、生まれた干支の年、つまり12年ごとに厄年が来ます。中国では春節の一週間、金色や赤色のものを身に付けることで災厄から身を守るという風習があるそうです。

 「来年年男だから母親が赤い下着を買ってきたよ。」清華大学にいた頃、こんな話を聞いてもあまり信じられない気持ちでいましたが、春節前のこの時期、大量に売り出される真っ赤な下着や「福」の字入りの靴下を目の当たりにしました。

 最初は「何だろこれ!?」とびっくりしましたが、実は厄除けの意味があるんですね。この写真を日本にいる友人に送ったところ、「買ってきて!」と言われました。確かに、日本ではなかなか見ないユニークなデザインかもしれません。 (林茉以子)

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