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聞き手:王小燕、高橋恵子
渡辺さんはピンポン外交で世界の構図に大きな変化が起ころうとしていた時、滞在先のアメリカで中国語の勉強を始め、中日国交正常化の後に大手旅行社のツアーコンダクターとして、シルクロードを始め、世界各地を走り回っていました。
外国での仕事を通して磨かれた人との交流の経験は、のちに「発信型文化交流」や「発信型英語教育」の提唱者として日本で成果が表れます。折しも、 インターネットが普及し出した頃で、その波に乗り、旅先での見聞を日本語、英語で積極的に発信してきました。
こんな渡辺節子さんにとって、今回は15年ぶりの中国訪問になります。1999年の中国出張を最後に、しばらくは中国に来ていませんでした。今回はシベリアにある(ロシア)
ブリャート共和国の招きで、首都ウランウデで旅行業者と観光学科の学生を相手の講演会と講習のため、トランジットで北京を経由しました。これまでの15年間の北京の変貌を「まるでディズニーランドのようだ」と目を輝かせながら感想を聞かせてくれました。
最後に、いつも好奇心に溢れていて、エネルギッシュな渡辺節子さんからの「人探し」があります。
ツアーコンダクター時代に、仕事で仲良く付き合っていた北京のスルーガイド、「何幼文さん」を探しています。何さんは北京生まれ、年齢は60代前半。背が高くて、日本語がたいへん流暢な方です。奥様も日本語ガイドの出身。ご夫妻の手作り餃子がたいへんおいしくて忘れられないそうです。「今も元気か、会いたい」ということです。手がかりのある方、ぜひCRIのスタッフまでご連絡ください。
このほか、楽しい外国の旅をする上でのコツ、限られた外国語の力をフルに生かし、海外の人々と交流をしていく上でのコツなどなど、旅の達人でありながら、英語教育の達人ならではの話をお届けします。ぜひお聞きください。
【渡辺節子(わたなべ せつこ)さん】
津田塾大学英文科卒業、コロンビア大学大学院修士課程英語教授法専攻修了。
青山学院大学、日本大学客員講師。
日本IBM勤務後、東京銀行サンフランシスコ・エージェンシー勤務、
JTBでツアーコンダクターとして100余国、3000日以上の旅をし、
その後、SHE(Setsuko Heroic Explorers)設立。
過去40年以上、100を超える国々への旅行で得た異文化コミュニケーションの経
験と、インターネットの活用ノウハウを有し、文化紹介サイトJapan Thru Young Eyes を開設。
バイリンガルの日本紹介著書多数。
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