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聞き手:王小燕、高橋恵子
2万人あまりの命を奪った東日本大震災から、今日でちょうど3年になります。今週の【CRIインタビュー】は、「3.11」にちなんでの特別企画をお送りします。
スタジオには、「あまちゃん」ゆかりの地、北三陸の岩手県・洋野町(ひろのちょう)からお客さんがお見えです。洋野町に生まれ育った海産物会社を経営する下苧坪之典さんです。
代々、海産物の採取と販売をしてきた下苧坪家ではありますが、之典さんは父親の会社を継ぐのではなく、会社勤務を経て、2010年に独自で創業。その1年後に大津波が故郷に押し寄せ、洋野町は奇跡的にも人的被害はなかったものの、之典さんの工場は流されてしまいました。
震災と大津波の爪痕が強く残る中、下苧坪之典さんは自らの会社の立て直しはもちろん、地域の連携の強化による故郷の復興に奔走するようになります。
世界三大漁場の誉れある「北三陸」の豊富な漁業資源を生かすべく、日本全国や全世界に名の知られる地域ブランドを創造し、北三陸を魅力を発信する。これが彼の一番の夢です。そのために立ち上げたのは、「北三陸の海男児(かいだんじ)」というブランドです。
全国行脚をきっかけに、大手飲料メーカーとの提携による新商品の開発や、大学との提携によるフジツボの養殖技術の実用化に向けてのトライなど、全国各地の志ある人々との絆を強く持ちながら、前向きに頑張ってきました。2020年の東京五輪を視野に入れた会社の目標も見据えながら、日々奮闘しています。
今回は、北京の日本人会で講演するために、初めて北京、そして中国を訪れました。そんな下苧坪さんに洋野町の現在の様子を始め、被災地のいまの状況、人々のありのままの思いなどなどについて、色々教えていただきました。
詳しくはぜひ番組をお聞きください。
【下苧坪 之典(したうつぼ ゆきのり)さん】
1980年岩手県洋野町(旧種市町)生まれ。八戸学院大学商学部卒業。青森ダイハツモータース、ソニー生命保険勤務などを経て、2010年、海産物販売ひろの屋を設立。2012年ドリームプランプレゼンテーション世界大会で北三陸の夢を発表。楽天市場魚介類・シーフードランキングで1位を獲得する等、北三陸の魅力を発信するために日々邁進中。
社会活動 岩手県商工会青年部連合会 理事、
NPO法人 北さんりく創研 監事、
NPO法人 遠野まごころネット 北三陸地区代表
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