聞き手:王小燕、志摩悦二郎
今回は鳥取県から派遣され、1年前から北京での仕事を始めたCLAIR・日本国自治体国際化協会北京事務所の竹中和彦所長補佐に話を聞きます。
20代半ばにバックパッカーで中国を旅した体験が、後々、故郷・鳥取県国際課への就職につながったという竹中さんは、友好関係にある吉林省長春市で1年間、研修と留学をしました。その時に体験した長春の町や人々の印象は?また、政府機関の建物の構造そのものにも違いを感じたと言いますが、一体どのような違いだったのか。
一方、中日関係は昨年の9月に波風が立ち始めましたが、そんな中でも交流が続いたのが、日本の自治体から中国への専門家派遣です。養豚やトルコ桔梗の日本人専門家と現地の農家や業者たちとの交流の現場に立ち会っていた竹中さんが、いきいきとした交流の様子を紹介してくれました。
水木しげる氏をはじめ、多くの漫画家を輩出した鳥取県と中国との経済交流について、新しい動きも見られています。中国の東北部で進められている図們江の地域開発に乗っかる形で、日本鳥取・境港—韓国・トンヘ−ロシア・ウラジオストックを結ぶ航路と接続する四カ国をまたがる新しい物流ルートの開拓を目指す話し合いが、すでに始まっています。
【竹中和彦さん】
・2007年4月から鳥取県交流推進課で吉林省からの研修生受け入れ手続きを担当。2008年2月に友好交流先の吉林省に研修生として派遣される(2009年1月帰国)。
・2009年4月〜2010年3月 交流推進課で中国業務を担当(主に交流先の吉林省と河北省との交流)。
・2011年4月 自治体国際化協会東京本部派遣。主査
・2012年4月 自治体国際化協会北京事務所派遣。所長補佐(帰国は2014年3月予定)
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