皆さんは、「中国の麺」というと、どんな麺を思い浮かべますか?
私は日本にいた時は一も二もなく「ラーメン」だと思っていました。ところが、こちらにきて中国の麺の種類の多さにびっくりしています。まず「麺」というのは中国語では小麦粉の製品全般を指します。ですから、餃子、ワンタン、もっと広く言えばパンも「麺」に含まれることになります。
そして、細い形のいわゆる日本でいう「麺」で見てみると、北京では「ラーメン」は主流ではありません。太さ、形は様々ですが「日本のうどんのようなもの」が、多く食べられています。
そのほか汁ビーフンもポピュラーに食べられています。私は最初に食べたこのうどんのような「麺」が、「こし」がなく柔らかくてかつスープがぬるくて(こちらの人は、あまり熱くないスープが好みのようです)それ以来、「麺」はあまり食べていませんでした。
ところが最近、家のすぐ近くに「麺屋」さんができたので、のぞいてみました。
そこには、餃子の皮やいろいろな饅頭(中に餡は入っていません)のようなものも置いていますが、いわゆる「麺」はすべて「うどん」で、冷麦ぐらいの細さのものから親指ぐらいの幅と太さのものまで、様々な種類を店の中の機械で打っています。
この際と思って、私は買って家でゆでてみたのですが、これが「こし」があって、全く日本のうどんでした。
今、私が気に入っているのは少し細めの平たいうどんを「ざるうどん」にしたものです。
和風つゆに、ネギとワサビを入れて、白ごまを浮かべ、「つるつる~」と喉をくぐらせると
絶品のおいしさです。
そういうわけで、我が家では、冬だというのに、今ざるうどんがブームになっています。
ただ、このうどんの唯一の難点は、食べすぎて「肥る」という事です。
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