こちらはひまわりの種です。
え?日本語部では、最近ハムスターを飼い始めたのかって?
違います。これは、れっきとした中国の「おやつ」です。
中国ではひまわりの種をはじめ、カボチャ、スイカなどの種も食します。
ローストした植物の種を歯で上手に割って、中身だけを食べるんです。
なかなかおいしいのですが、外国人にとっては食べ方が難しいです。
中国人は小さい頃から食べ慣れているので、片手で持って、前歯で殻を割り
舌で中身を探り当ててハイスピードで食べていきます。
一方、外国人は歯で割るのにも一苦労、やっと割れても中身を出すのに両手を使って
悪戦苦闘します。そして、やっと中身を出せても味わえるのはほんの一瞬です。これが、中国人と同じように食べられるようになったら、正に中国通と言えるでしょう。
因みに、日本で生活している中国人がどうしてもひまわりの種を食べたくなってしまい
仕方なく、ペットショップのハムスターのえさを買って食べたという話を聞いたことがあります。それくらい中国人にとっては、食べ付けている日常的なおやつなのです。
お国が変われば、食文化も様々ですね。
丹羽麻衣子
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