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日本人スタッフのつぶやき222-公共料金

2013-01-25 13:54:52     cri    

 早いもので2013年ももうひと月近く経ちます。

 ところで、昨年末12月28日には恒例のCRI外国人スタッフの年越しパーティがありました。私たち日本人スタッフは、おなじみの宴会ゲーム「箱の中身は何だろう?」を披露しました。司会の志摩さんと通訳の任さんはちょんまげを乗せて大奮闘。満場の喝采を受けていました。


司会の志摩さん(右)と任さん

 さて、ここで話しは突然変わりますが、つい、先日、エレベーターに乗ったら途中階であわてて飛び込んできたオバサンが私の顔を見るなり、「10階の人だよね」と言います(正確にはそう言ってるようです、以下同様)。そう言えばどこかで見たような…と考えていたら、おもむろに領収証の帳面を広げ、「あんたはいつ行ってもいないから、ずっとお金もらってないんだ」と言われて、ハタと気がつきました。地元石景山区水道公司の集金人さんでした。

 水道料金は、集金人が1、2カ月ごとに部屋に来て、流しの下のメーターを見て使った分の料金を払います。ですから集金に来る時、家にいないと何カ月も水道料金を払えないわけです。私はどちらかと言えば家にいる方だと思うのですが、それでも勤務の時は誰も家にはいないし、CRIの場合交替で夜も日曜祝日も出るのでサイクルが合わないとなかなか集金してもらえません。ああ、そう言えばもう何ヶ月も水道料金を払ってなかったと思い出しました。

 で、エレベーターで会った集金係のオバサンは、ここで会ったが百年目という感じで、「とりあえず20元払って!」と領収証を書き始め、1階に着くまでのあっと言う間の早業でめでたく20元集金して行きました。

 水道料金は、こんな風にまだ面倒なんですが、ガスと電気はプリペイド式なので集金人が来ることはありません。

 ガスの場合は銀行に行ってプリペイドカードにチャージして、家のガスメーターにカードを挿せば買った分のガスが使えるようになります。

 この上の小さな窓に表示されているデジタルの数字がゼロになるとガスが止まります。

 50㎥も買えば私の場合は半年から8カ月は持ちます。料金は50㎥で102元ですから1㎥30円もしません。日本の場合は料金体系が複雑なのでいちがいには言えませんが、㎥換算すると一般の家庭では150円近くなるようですからずいぶん違います。最近は北京もいろいろな物価がぐんぐん上がってますが、それゆえにか公共料金は地下鉄もガス水道電気もおどろくほど安いままです。

 電気の場合はkw単位で買います。こちらは1000kwで500元弱なので、1kw6、7円。これも日本の場合、基本料金を別にして最低でも20円近いのでやはりずいぶん安いです。

 私のアパートでは各階のエレベーターホールに各室の電気メーターが並んでいます。残りが200kwを切ると表示部が明るくなって警告されるので、やはり銀行でカードにチャージしメーターに差し込みます。

 最近、この電気メーターが「AIメーター」に換わりました。どこが変わったのかメーターを見ただけでは分からなかったのですが、良く見ると残量の表示がkw単位から元単位になっています。そしてアラームも残りが100元を切ると点くようになりました。銀行でチャージするときも、今まではkw単位で買っていたので、例えば1000kw買うと488元3角というように端数が出て面倒だったんですが、今は例えば500元払えば払った分だけチャージされます。また、メーターがすべてオンライン化されていて、銀行で入金した瞬間にチャージが終わり、カードをメーターに挿す必要がありません。ずいぶん便利になりました。

 ところで、先日、突然、ガスが止まってしまいました。メーターを見るとまだ40㎥以上残っています。そう言えばその日、アパートにガス工事の表示が出ていました。それで止まったのかもと思い、しばらく様子を見ていましたが、翌日になっても出ません。もしかしたら、メーターが壊れたのかもと思い、局に出た時に日本語部の同僚に北京のガス公司に電話してもらいました。(残念ながら私の中国語力ではこの辺はお手上げです)症状を言うと、アッサリ、「電池切れです。電池換えてください」と言われました。「え?このメーターに電池が入ってるなんて知らなかったよ」と家に帰って調べたら、確かに電池を入れるところがあります。新しい電池を入れたら無事ガスが出てポッとついた瞬間、何だかとても幸せな気持ちになりました。

 北京で暮らしていると、こういう小さなトラブルの解決が溜まらなく嬉しかったりします。(大野清司)

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