「ことば」
ニイハオ!高橋恵子です。
毎週水曜日と土曜日放送の「たのしい中国語」を担当しています。
「中国語って、方言が多いから地方に行くと通じないんだって?」
と聞かれることがあります。
大丈夫!講座で学習しているのは「普通語=標準語」ですから
地方に行っても通じますよ。
東北地方の小学校に取材に行った時の事。
こんな貼り紙がありました。
「学校では、標準語を使いましょう。」
きっと、家で家族同士では方言で話しているんだろう。
でも、学校ではチャンと標準語を話そうって、なんか微笑ましい。
バスに書かれている日本語は、更に微笑ましかった。
「ようこそいらっしゃいました。」
正しくは、「ようこそ。いらっしゃいませ。」かな。
この看板は、微笑ましいどころか???の後に大爆笑してしまった。
「新は、プライベートキッチンを丸めます。」
自動翻訳などのソフトを使うと基本的に、主語+動詞+目的語と
理解して、翻訳してくれる。
以前、街場の食堂で「揚州炒飯」の日本語訳が「揚州は飯を炒める」
になっていて、笑ってしまった。
これも金が3つの鑫は、中国語でXINと発音するので、
きっと日本の漢字で同じ発音の「新」が主語になったんだろう。
会圓が、助動詞+動詞と理解されて「丸めます。」
私房菜は、最近流行のレストランの形態。個人のお宅のような雰囲気の
レストランだったり、家庭料理よりちょっと高級な感じのレストランなどに
使われる。強いて訳すならプライベートレストランがいいと思うんだけで、
ここでは「プライベートキッチン」と訳したみたい。
これを主語+動詞+目的語と理解して並べると
「新は、プライベートキッチンを丸めます。」
ある意味、納得。
正しくは、鑫会圓と言う固有名詞のプライベートレストラン。
文ではなくて、ただの固有名詞が書かれた看板。
笑ってる場合じゃない。他山の石として気持ちを引き締めて
今年も「ことば」を大切に過ごして行こう!
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