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日本人スタッフのつぶやき221-「ことば」

2013-01-21 15:08:26     cri    

「ことば」


 ニイハオ!高橋恵子です。

 毎週水曜日と土曜日放送の「たのしい中国語」を担当しています。

 「中国語って、方言が多いから地方に行くと通じないんだって?」

 と聞かれることがあります。

 大丈夫!講座で学習しているのは「普通語=標準語」ですから

 地方に行っても通じますよ。

 東北地方の小学校に取材に行った時の事。

 こんな貼り紙がありました。

 「学校では、標準語を使いましょう。」

 きっと、家で家族同士では方言で話しているんだろう。

 でも、学校ではチャンと標準語を話そうって、なんか微笑ましい。

 バスに書かれている日本語は、更に微笑ましかった。

 「ようこそいらっしゃいました。」

 正しくは、「ようこそ。いらっしゃいませ。」かな。

 この看板は、微笑ましいどころか???の後に大爆笑してしまった。

 「新は、プライベートキッチンを丸めます。」

 自動翻訳などのソフトを使うと基本的に、主語+動詞+目的語と

 理解して、翻訳してくれる。

 以前、街場の食堂で「揚州炒飯」の日本語訳が「揚州は飯を炒める」

 になっていて、笑ってしまった。

 これも金が3つの鑫は、中国語でXINと発音するので、

 きっと日本の漢字で同じ発音の「新」が主語になったんだろう。

 会圓が、助動詞+動詞と理解されて「丸めます。」

 私房菜は、最近流行のレストランの形態。個人のお宅のような雰囲気の

 レストランだったり、家庭料理よりちょっと高級な感じのレストランなどに

 使われる。強いて訳すならプライベートレストランがいいと思うんだけで、

 ここでは「プライベートキッチン」と訳したみたい。

 これを主語+動詞+目的語と理解して並べると

 「新は、プライベートキッチンを丸めます。」

 ある意味、納得。

 正しくは、鑫会圓と言う固有名詞のプライベートレストラン。

 文ではなくて、ただの固有名詞が書かれた看板。

 笑ってる場合じゃない。他山の石として気持ちを引き締めて

 今年も「ことば」を大切に過ごして行こう!

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