北京発の連続情報番組「真的ma?北京」もネット放送開始からあっと言う間に半年が過ぎました。出演の３人も新人とは呼べないくらいに成長、要求されるハードルも上がり、大変です。北京の日常の中でも「これってマジ？」というものを伝えるというテーマですから、ネタ探しも大変です。そういう題材と真っすぐな気持ちで向かい合う３人を今後も楽しみにして下さい。

　現在、撮影中の内容を少し紹介しましょう。５回目で多才な芸術家、李嘉存さんと出会い、中国伝統文化に触れた３人は、今度は北京の「ライブ」を切り取ります。初めての音楽特集で、北京市内の大小のライブハウスをはじめ、大型コンサート会場まで、隈無く回っています。様々なジャンルの音楽が日々、生で聞ける北京の音楽事情を探ろうというわけです。ところが、北京はすっかり、真冬。夜のロケが多いため、寒さ対策に着込んで行くものの、ブルブル震えながらの撮影です。さっそく風邪をひくメンバーも出て、あと数回のロケに耐えられるか少し心配です。

　そんな中、それぞれの場所でいろんな出会いがあり、「真的ma?」を探し当てているようです。私も日本の知人と、このような場所で「我是一隻小小鳥」と出会いました。中国では有名な歌だそうで、大変、美しく、心に届く曲です。ジャーナリスト稼業は引退した身ですが、やはり人生の中で、「無知の知」は大切なんだと、ふと思い出します。さて、今日も３人と出動です。さて、どんな「真的ma?」が待っているやら！（山下）