(昨年の11月17日の「つぶやき」もやはり新茶について書いています。旬の到来を喜ぶともに「もう一年経った」という、なんだか焦りにも似た気持を感じます。)
で、昨年と同様今年も新茶を味わいに出かけてきました。しかし、でかけたその日は気温も低く風も強かったため、体がゾクゾクするような寒さ。お茶屋さんに着くと「新茶もいいけど、とにかく体を温めなくちゃ」と雲南省の紅茶を淹れてくれました。白い器に透き通った赤みの強いオレンジが映え、とてもきれいです。おしゃべりしながら、おちょこのような小さな器で、繰り返しいただいているうちに体がぽかぽかと温かくなってきました。その後新茶の鉄観音をいただきましたが、こちらは飲んだらすーっと目が覚めるような感覚。体を冷やす効能があります。もちろん爽やかで味わいすっきりの美味しいお茶なのですが、寒い日には相性が悪かったようです。お茶屋さんは「体調や天候にあわせて飲むお茶を変えるのよ」と教えてくれました。毎日「今日はどんな調子かな」と体と対話しながらお茶を選ぶのも健康管理に一役買ってくれそうです。(吉野綾子)
追記
なんと中国国際放送局が取材協力したお茶の本が講談社さんから出版されました。その名も「薬になる中国茶図鑑 茶のチカラ」。同僚が取材しているのを見て「いいなあ」と思っていたのですが、こちらがとてもわかりやすい茶のガイド本となっていて担当外の私もなんだか嬉しくなりました。
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |