CRI中国国際放送局は北京市の西に位置し、台湾街があります。食事の店や土産物の店がずらりと並んでいて、テレサテンをテーマにした店や、台湾料理以外にも日本料理専門店も今年できました。本格的な北京の夏を迎え、この街にお目見えしたのが、大規模なビアガーデン。私の大好きなビールメーカーが中心となり、いろんな種類の生ビールのほか、羊肉の串焼きをはじめ、海鮮類や鍋などの露店がひしめいています。私が苦手のサソリなど、ちょっとグロテスクな焼き串も。

　これまで、夏場になると、もともと地元にある料理店が店舗前にテーブルやイスを出し、酒や料理を提供する"青空屋台"のようなものが多かったのですが、今回の場合は、ビールが主役といったイベント村のイメージになっています。生ビールを量で注文すると、ピカピカ点滅するビールサーバーを持って来てくれます。夕闇になると、その明かりがまた、おもしろい。会場の広さもこれまで私が見た"青空屋台"の２倍から３倍ありそうです。連日、夕方になると、大勢の客でにぎわい、食事をしながら、ステージで披露されるマジックショーなどを楽しんでいます。

　北京の夏は長いだけに、確実に"ビール腹"となる自分を想像しながら、私も生ビール片手に、露店の料理を制覇していこうと思っています。（山下）