頼りになるカード
中国に来てあまり使わなくなったものもがあります。それはクレジットカード。もちろんイザという時のために何枚か所持はしていますが、こちらで使うことはほとんどありません。実は中国ではカード決済は当たり前のように行われています。しかし使用されるのはクレジットカードではなく、デビッドカード。決済時に自分の口座のお金からすぐさま引き落としされるというものです。このデビッドカードが「銀聨」カードです。中国では銀行キャッシュカードに、ほとんどと言っていいほどこのマークがついていて、すぐ利用できます。
そんな中支払いはいつも現金で済ます私ですが、一年に一度このカードに大変お世話になることがあります。それは一時帰国の時。このカードを持っていれば、日本の銀行ATMで中国の口座にある人民元を日本円で引き出せるのです。しかもこのサービスは年々グレードアップしています。当初は業務提携銀行が少なく、利用できる銀行は限られていました。ですから東京はいいとしても、実家の岩手では全く使えないという状況でした。しかし一昨年帰国前に調べたところ、コンビニのATMで利用できるようになっていたのです。
実家にもどって、田んぼに囲まれた、夜になるとひときわ明るく輝くコンビニでおそるおそる操作し、本当に日本円が出てきた時はちょっと感動しました。すごい時代になったなあと。もちろん手数料、レートの問題もありますが、この手軽さはたまりません。(吉野綾子)
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