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日本人スタッフのつぶやき160

2012-06-18 10:47:55     cri    

 

 私の団地の横に20軒ほどの商店が並ぶ一角があります。その1軒が改装工事をしていたので、何になるのかなと思っていたら、先日、盛大に開店祝いをしていました。どうやら女性向けの高級エステの店になったようです。

 その隣はやはり最近開店したナツメ専門店。ナツメは健康に良いということで、中国ではもともといろいろな加工食品がありましたが、最近、こんな専門店も出来て、乾燥ナツメやナツメを原料にした食品、飲み物を売っています。

 そして、1軒おいて先はやはり開店間もない化粧品店。女性が喜びそうな店がずらりと並びました。

 ナツメ専門店の隣の「五金建材」店は、水道や電気関係の住宅金物店です。中国では、家の水道や電気の故障は自分で直す人が多く、団地の周りにはこういう店が何軒もあります。私も先日、台所の蛇口が水漏れするので、この店に行き新しい蛇口を110元で買い、追加で30元払って取り付け工事もしてもらいました。

 私が八宝山に引っ越してきた2年前の写真です。

 真ん中の「平価眼鏡」「配鏡中心」は2軒とも眼鏡店です。この向かい側に大きな眼科病院があるために眼鏡店が多いのですが、その眼鏡店をはさんで手前のブルーの看板と、奥の赤い「中大恒基」という看板の店は、どちらもチェーンの不動産屋でした。2年前はこんな風に、20軒ほどの商店のうち不動産屋が4、5軒ありましたが、だんだん店を閉め、最近、ついに1軒もなくなりました。

 最近、同じ場所で撮った写真です。

 眼鏡店は残っていますが、手前の不動産屋はペットショップに、奥の不動産屋は足のエステというか、いろいろ足のメンテナンスをする店になりました。加熱する不動産市場を抑えるために、中国政府はここ数年金融引き締めなどの処置をとりましたが、そのアオリで不動産屋が激減したわけです。

 そして、不動産屋に代わって新しく出来たのが、ペットショップやエステの店という生活に直接関係のない店だというのも面白いです。中国は、内需主導、サービス産業化への経済構造転換を進めようとしていますが、身近なところにも確実に経済のソフト化が見えています。(大野清司)

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