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日本人スタッフのつぶやき162ー「北京の夏の楽しみは?」

2012-06-26 11:06:21     cri    

 いつの間にか、北京生活も10ヶ月目に入ろうとしている志摩です。

 前回、7月に子供と北京に遊びに来る予定の親戚のために、北京動物園に下見に行った話を書きました。

 とても広く、7月の暑さを考えると『とりあえず、動物園の名前はこちらからは出さないでおこう』という結論になったのですが、先日その親戚から『北京の夏は、めちゃめちゃ暑いので、行くのはやめたほうがいいと友人が言っている。ということで、7月にいくのはやめた!』という連絡がありました。

 私自身は、北京の夏の暑さは噂には聞いているものの、まだ実際には体験していないので、なんとも言えないのですが、最近『それで正解!』と思い始めています。

 実は、5月、6月と北京は意外とさわやかな日が多くて、ひそかに北京の初夏に感動していました。まぶしい日差しと青空、ゆったり浮かぶ大きな雲。からっとした空気、そして、予想以上に緑と花も美しかったのです。

 「かつて、多くの日本の文化人が惚れた北京。その一端がうかがえるような季節じゃないか!」と、内心、喝采を叫んだんですが、一週間前から事情が変わりました。

 毎日雲が垂れ込めて、とても蒸し暑い日が続いています。まさか、これが夏中続くわけではと思って、中国人スタッフに聞くと『これが北京の夏です』と、とてもあっさりした返事が返ってきました。そして追い討ちのように『北京にはサウナデーという言葉があって、天気予報でもよく使います。サウナのような湿気の暑さの夏の表現です!』という事でした。

 この北京の「夏の楽しみ!」それは、屋外で楽しむお酒と料理です。日本と違って、北京の飲食店は夏になると、外にテーブルと椅子を並べます。

 ここで飲む、ビールのおいしいこと!しかも、「とても、とても冷たい生ビール」を出すお店も中にはあるんです。というのも、中国では冷たいものは体に悪いという考え方があって、ビールも黙っていると冷えていないビールが出てきます。しかも「何はさておき、まずはビール!」という習慣はなく、黙っていると、ビールが出てくるのはとても遅くなります(と、日本人は感じるのです)。更に瓶ビールが主流で、生ビールは、ほとんど見かけません(少なくとも、私の近くのお店では)。それが、この季節、紛れもない、冷たい、冷たい生ビールを出す、お店も現れたのです(昨日も、大きな生ビールのタンクを準備しているのを私は見つけました!)

 「北京の蒸し暑い空気の中で飲む、冷たいビールのおいしいこと!!」

 まだ、本格的に経験していない北京の夏が、実際どんな夏であれ、「これさえあれば、地上の楽園!」と感じている今日この頃です。

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