皆様ごきげんよう、中原美鈴です。
さて、この「つぶやき」のコーナー、「中国に生きる日本人として」面白かったことや嬉しかったこと、そして驚いたことをつぶやいていくのが元来の目的なのですが、北京暮らしがもうすぐ人生の半分になる私は、正直もう「中国ならでは」の出来事に気づきにくくなっているのが現状でございます。
そこで私、来月からは1993年に私が初めて北京の地を踏んだころからのお話を、ストリーテラー風にフィクションを交えてご紹介していこうと思っております。
そうですね、タイトルは「枇杷膏的記憶(びわシロップの思い出)」にでもいたしましょうか。
1993年と言えば当時私は14歳。
中学校卒業を目前に控えた、多感なお年頃でございました。
北京はと言えば、国際空港も旧第一ターミナルしかなく、現在6本ある環状線は2本のみ、今では2号線と呼ばれている地下鉄がまだ1号線と呼ばれ、唯一の運行ルートだった時代。
兌換券と呼ばれる外国人専用の貨幣が存在し、中国に滞在する外国人が爆発的に増える少し前、中国の怒涛の発展が始まる少し前から北京で生きてきた一日本人の半生をぜひお楽しみください。
★物語はあくまで実体験に基づいたフィクションです。登場人物たちも、居るようで存在しない架空の人物ですのであしからず。
(中原美鈴)
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