昨日は3月11日、多くの命が奪われた東日本大震災から一年が経ちました。北京では「とどけ愛心」と銘打つ3・11東日本大震災の追悼集会と支援チャリティーが開かれました。私も家内ともども参加して来ましたので、今回はその様子をお伝えしたいと思います。会場は北京の北東に位置する繁華街、東直門に程近い所で、会場には日本人や中国人など、それこそ溢れんばかりの多くの方々が参加されていました。そして場内では食品をはじめお菓子、絵本などの販売やマッサージ、生け花体験、震災写真展などの各コーナーがあり、とても賑わっていました。その後、追悼音楽コンサートが始まり場内は厳粛な雰囲気に包まれていきました。

　北京時間の13：46（日本時間14：46）、全員で黙祷をしました。

　追悼音楽コンサートが引き続き行われ、Ｇ線上のアリアなどの透き通るような歌声が追悼の想いをいやが上にも高めてくれます。

　帰りがけに義援金を預け、寄せ書きをして帰りました。寄せ書きには本当に沢山の方が書かれていて、それぞれの想いを抱いて参加されたことが伺えます。

　遠い北京で大勢の人が一堂に会して、東日本大震災で亡くなられた方々への追悼と復興への祈りを捧げました。北京に居る我々に出来ることは限られていますが、それでも一日でも早く元気な日本に戻るよう祈って止みません。

　（小野 博民）