第一回 美人すぎる水墨画家:安藤美香さん
日本のメディアを一時賑わした「美人すぎる××」。
下の写真に映るのは、「みかえ(彼女の愛称)スマイル」の安藤美香さん。そう、ここ北京にも、「美人すぎる××」の日本人女子が居たのです!
しかも彼女は、中国の伝統文化である「水墨画」の世界に生きる日本人画家。
「これからの中日交流を支える若者たち」第六弾は、10年に渡る彼女の水墨画人生、そしてその世界に迫りたいと思います。
「描くことが好きですから」。
石の上にも三年、十年一昔とは言うが、母国を離れて10年以上も異国の伝統文化に身を置くことは、そう容易なことではない。
その原動力は何か、と尋ねると、安藤さんはお馴染みの「みかえスマイル」できっぱりそう答えた。
――描くことが好き。
可愛らしい笑顔とは裏腹に力強く答えたその言葉には、一体どんな想いが詰まっているのか。
安藤さんは1999年から北京語言文化大学での留学をスタートし、1年間の中国語研修を経てすぐに中国画の世界に飛び込んでいる。
日本ですでに「中国画」というカテゴリーに対して何らかのベースが築かれていたのかと思えば、日本で親しんでいたのは油絵や版画だったと言う。
彼女が北京に降り立った1999年と言えばまだオリンピックバブルの恩恵も無く、発展という火がまだか細い煙を立ち上らせている、そんな時期だ。
北京全体の日本人留学生自体の数も2000年以降爆発的な伸びを見せたが、その兆しはさほど顕著ではなかった。
そういう意味で言えば、余程強い想いか、または具体的なきっかけがなければ、中国への留学すら今ほどポピュラーなイメージではなかった時代なのだ。
しかし彼女に至っては、大きなきっかけとなる具体的な出来事がそこにあったわけでは無く、中国に居ることも、水墨画の世界に生きることも、まるで何か大きな力に引き寄せられるかのように、運命を流れるかの如く導かれてきたのだ。
現在彼女は中国の人間国宝である韓美林氏(北京オリンピックで「福娃」のデザインを手がけた、中国美術界の第一人者)に師事し、韓氏の配慮により「韓美林美術館」近くの中学校に居を構える。
「日本人でありながら中国で水墨画の道に生き、中学校に住みながら人間国宝に師事する。」
彼女の現在の暮らしを表現するたった一文ではあるが、そのどの一言をつまんでみても、なんとも不思議な感覚だ。
その美しい容姿を抜きにしても、安藤美香という人物の持つ世界は、神秘的で魅力的である。
「コレ若」シリーズ第六弾は、そんな安藤さんの「不思議」をほんの少し、紐解いてみようと思う。
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