来日中のCRI元アナウンサー・曙光さんは、5月29日台風が近づく雨の中を、全国組織の北京放送を聞く会、第三代元理事長・宮原勲さんを表敬訪問されました。全国組織の北京放送を聞く会は1973年5月に結成されたリスナーの会で、発足当時は中国関係情報の唯一の窓口といっても過言ではないと思います。曙光さんはその会に対しての感謝の気持ちを伝えたかったのと、2000年3月に解散するまで、友好促進に多大な貢献をされた宮原さんに、お礼の言葉を述べたかったといわれます。
宮原さんは朝食後の休息中でしたが、北京からの不意の来客に飛び上がらんばかりの喜びと驚きで曙光さんを迎えられました。放送にまつわる話にとどまらず、日・中友好の持論から社会の動きに至るまで、熱っぽく話されていました。「驚いた」「懐かしい」と僕のいたずらぶりにも満足いただけたようです。93歳を迎えられた宮原さんですが、耳が不自由で補聴器が必要なほかはまったく健康そうなご様子でした。
曙光さん(左)と談笑される宮原元理事長(右)
同日、お昼からは古いリスナーとの交歓会でした。人と人が顔を見合わせての交流は大切で、心の触れ合いができ、ネットにはない温かみがあってそれを大事にしたい。そして特殊の年代に北京放送を温かく応援、支えてくださったリスナーに感謝したい。そのような曙光さんの気持ちと、曙光さんが来日されているんだったら是非お会いしたいというリスナーの気持ちが重なり合って実現しました。
台風接近のためか予定されたメンバーよりは少なかったのですが、顔を合わせたとたん「好久不見了」「お久しぶり〜」「歓迎歓迎」「キャッキャッ・ワーワー」と、過ぎ去った時空は一瞬にして消し飛んでしまいました。人数が少なかったのが幸いして、数々の懐かしい思い出話も広く深く、また、iPadやスマートホンまでと、話題は尽きませんでした。
交歓会出席者(左からNHKテレビ中国語講座元講師山下さん、横山さん、曙光さん、
高橋さん、田岡さん、聞く会発足当時からの小峯さん、奥田)
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