常に新しいスタイルを生み出すことに挑戦する、というのは、正に「80後」世代の若者たちの長所であると言われています。結婚といえば二家族のことで、親の意見、伝統や文化などの面では中日間の共通点を上手に見出し、結婚式と言う場に取り入れているMiyoshiさんですが、習慣や伝統の違いで苦労したことがあるのではないでしょうか。
Miyoshiがコーディネートしたブライダルフェアのドレスショー=撮影:馬玥
「常に苦労するのはゲスト数の把握です。RSVP(招待に対しての出欠の返事)をする習慣が中国にはないだけでなく、めでたいことなので、突然お友達や兄弟、家族を連れてこられるゲストもいるため、直前まで名簿が固まらず、プレイスカードや席次案内ボードなどの製作が前日までできないというケースがたくさんあります。中には「招待していない人を連れてきたらその人に帰ってもらう」と言う方もいますが、最終的には説得するしかありません」。
Miyoshiがコーディネートしたブライダルフェアのドレスショー=撮影:馬玥
中国の若者世代にも人気の職業となっている「ウェディングプランナー」ですが、やはりプランナーによってモットーやスタイルが異なるということがよくわかりました。こうしてしっかりと自らの理念に基づいてプランニングしてもらえると、人生の一大イベントを安心して任せられる気がします。一つ一つ心を込めて、「ウェディングプランナー」としてだけでなく、結婚式が一つの芸術品として、お客様に対してのプレゼントとして、やっていく気持ちが大事ですね。
最後に、今後の展望についてお話していただきました。
「私はあくまでウェディングプランナーであってビジネスマンではありません。ですから、ブライダル会社を設立し、たくさんのプランナーを雇って結婚式を大量生産するつもりはありません。1件1件の結婚式を大切に、自分の芸術作品のように積み重ねて行くことが私の今やるべきことと考えています。できればもっとたくさんの同業者との交流を深め、中国での地位を築いていけたら、と思っています」。(取材、文:王帥)
「これからの中日交流を支える若者たち」第二弾、次週の第四回は、引き続き王帥記者が彼女の目から捕らえたブライダル業界について言及します。お楽しみに!
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