物心ついたときから身近にあった中国武術を通じて、中国自体に興味を深めていったという松浦さん。「子供の頃は、みんなウルトラマンとか仮面ライダーとかにハマってるじゃないですか。僕も好きだったんですけど、実はブルース・リーやジェット・リーに夢中でした。」と笑います。当時の宝物はブルース・リーのミニフィギュア、大好きなジェット・リーの映画『ダニーザドッグ』は本人いわく「数えきれないほど見た」そう。2009年9月から北京の中央戯劇学院に留学し、肌身で感じた中国は、ズバリ「中国人は前向きでたくましい」。「ネガティブになりがちな日本人に、後ろ向きじゃないってすばらしいって、中国のいいところを伝えたいし、中国人に対しては、昔の日本じゃなくて、今の日本はこうだよっていうのを、テレビや映画などに自分が出演して伝えられたらいいです」と語ります。
撮影・六渡達郎
将来の目標はズバリ、アクション俳優なのか?と尋ねると意外にもさにあらず。「あえて〝俳優〟を目指したいんですよ。言葉の壁は大きいから、武術以外にも、歌とかダンスとか動きで表現できるようになることが大事だと思っていて、それを今、中央戯劇学院の演技専攻ミュージカル科で留学しながら勉強しています」とのこと。歌こそなかったけれど、武術あり、ダンスありの今回の舞台を通して、中国人のお客さんに何か伝わったかもしれない、という手ごたえに、また一歩確信が深まったよう。「表情も含めて全身を使って表現すること。それが国境を越える手段かもしれないと思っています」。
「これからの中日交流を支える若者たち」第一弾:エンターテイメント集団「登龍門」、いかがでしたでしょうか?来月12月の第二弾は、11月21日に北京で開催されたウェディングショーの企画を担当し、ウェディングプランナーとして活躍する日本人女性をご紹介します。中国で活躍する日本の若者のエネルギーをこれからもお届けしていきますので、どうぞご期待ください!
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