「端午节duān wŭ jié」。「端午の節句」です。中国では端午の節句は旧暦の5月5日なので、毎年違います。今年は、新暦5月28日になっています。
2007年から「端午节」の日は祝日として休日となります。今年は、土日を繰り上げて28日から30日まで三日間休むことになっています。
風習としては、地方によっていろいろあります。
最も広く親しまれているのは、粽を食べることです。
江蘇、浙江、湖南などでは、ドラゴンボートの試合も盛んです。この二つの慣わしは、愛国の詩人屈原を記念するためです。
また、ヨモギや菖蒲を束にして玄関にぶら提げるところもあります。
さらに、色糸で編んだストラップなどを子供の手首につけます。
これに似ているのは、香袋(香囊)を子供の首にぶら下げます。香囊の中身は香のある草などがつめ込められており、五色の糸で止めれています。
ヨモギや菖蒲の束にしろ、五色のストラップにしろ、香袋にしろ、いずれも、虫除けや魔よけの役割があって、健康を守ってくれるということです。
北京では、店に一ヶ月前に早くも粽が売り出されています。葦の葉に包まれるのはもち米のほか、棗、こしあん、ハムなどいろいろあります。葦の葉を手にして、家に向かう人々の姿も目立っています。(朱丹陽)
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