「自信とは黄金より貴いものだ」という意味で、金融危機を乗り越えるため、温家宝首相による励ましのフレーズです。

　困難に直面したとき、それに立ち向かっていく強い精神は何よりも大切なものと言えるでしょう。改革開放政策の実施によって、国民がようやく少しゆとりのある暮らしを手にした今、絶対に無くしたくないものです。

　10年間、中国の経済は急速に成長を続けてきましたが、13億人を持つ中国にとって、国力の底上げには、まだまだ多くの課題を抱えています。現時点で、外部の変化に左右され、発展の足並みを乱すことになったら、目標を見失う可能性があります。

　こんなときこそ、「自信」は中国人一人一人にとって、「黄金より貴いもの」ではありませんか。

　金融危機が中国の貿易に大きな影響を与えている現在、中国人はこのフレーズに励まされ、元気付けられているようです。

　この言葉をインターネットで検索すると、引用件数は、昨年末から現在までに、すでに12万件を上回っています。（朱丹陽）