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取消文理分科

2009-02-19 10:04:38     cri    
 「取消文理分科 qŭ xiāo wén lĭ kē」。

 「高校で実施されている文科系と理科系の区分を撤廃する」ということです。「文理」とは、ここでは日本と同じように「文科系と理科系」の略語で、「分科」は「科目を分ける」ということです。

 2月6日、中国の教育省は改革に関する20項目を打ち出しました。中には「長年高校で実施されている文科系と理科系を分けるやり方の撤廃について」という内容が盛り込まれています。

 この問題についてネット上で討議され、賛否両論が出て、大きな波紋が広がっています。

 撤廃に反対する人の多くは、今年6月に大学を受験する受験生とその保護者、そして各科目を担当する教師です。「もし撤廃されたら、今年の全国大学統一試験の内容が大きく変わり、受験生の負担が大きく増えるに違いない」としています。

 賛成する側は、大学生や大学の教師が多いようです。賛成する人たちは今の体制の問題点を指摘して改革の必要性を主張しています。「文科系と理科系、両方の知識は互いに補うものであるため、高校段階で分けてしまうのは時期尚早であり、青少年の成長の上にもよくない。そして、現代社会では総合的な人材が求められており、偏りのある人材は社会の発展に追いつけない」などとしています。

 教育省のサイトでは、今の段階で賛成がおよそ55%、反対がおよそ40%になっています。中間派は、「最も重要なのは大学試験にメスを入れることだ」と強調しています。

 私は、教育の改革を通じて、子供たちの学ぶ力を最大限に引き出し、学ぶことを通じて満足感が得られればと思っています。

 (朱丹陽)

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