家 电 下 乡。
「家电+下乡」という構成です。「家电」は「家電」のことです。「下」はここでは都市部から農村部に行くという意味で、「乡」は「郷」の簡体字で、ここでは「田舎」の意味です。農村部で家電の販売を促進するイベントで、今年に入って広く展開されています。
都市部の消費を中心にしてきた家電の開発、販売、各種サービスが、農村部の消費市場に目を向け、農村消費の実情に合わせるという動きで、中国が打ち出した内需拡大政策の一つです。
中国では農村人口が全人口の56%を占めています。農村経済の発展や農家の生活レベルが高まったことで、消費市場が拡大しています。特に、カラーテレビ、冷蔵庫、携帯電話の需要が大きくなっています。
かといって、農村の実情にこれらの商品が適しているかというと微妙な問題があります。
農村は所得やライフスタイル、インフラ整備など都市部と大きく異なっています。都市部で販売されている家電は農村部では、価格が高すぎるだけでなく、機能が多すぎたり、壊れやすいなどの問題があります。販売部門にとっても、農村の消費者の家が遠いため、搬送や修理に時間がかかるといった問題があります。
これらの問題に対して、政府はいろいろな優遇措置を打ち出しています。たとえば、農家に対し家電購入補助金を出していて、農家が一台の家電を買えばその価格の13%を返してもらえます。
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |