香港ポリスアクション映画の名匠・杜琪峰(ジョニー・トー)監督の『毒戦(Drug War)』が先週から公開されていますが、最新作の『盲探(Blind Detective)』も来月5月に公開されることがわかりました。
杜琪峰(ジョニー・トー)監督の最新作『毒戦(Drug War)』
1988年から警察モノを撮り始めて今年で25周年を迎えるジョニー・トー監督ですが、公開中の「毒戦(Drug War)」はその記念すべき50作目となります。これまで香港色の強い作品を撮り続けてきましたが、中国大陸を舞台にした作品は今回が初めてだそうです。違法薬物の販売を巡り、警察と10年以上の逃走を続ける犯人とのバトルを描くストーリーで、香港の人気俳優、古天楽(ルイス・クー)と中国の演技派俳優、孫紅雷(スン・ホンレイ)がW主演しています。ジョニー・トー監督自身は「過去の作品と比べて、もっと残酷で血なまぐさく、リアリティのある作品だ」と語っています。
杜琪峰(ジョニー・トー)監督の最新作『盲探(Blind Detective)』
一方の『盲探(Blind Detective)』も警察モノです。主演は劉徳華(アンディ・ラウ)と鄭秀文(サミー・チェン)。ゴールデンコンビと呼ばれるこの2人は過去に「ダイエット・ラブ(原題:痩身男女)」や「イエスタデイ、ワンスモア(原題:龍鳳闘)」など数々のヒット作を飛ばしてきました。この作品で、共演は8年ぶり6回目となります。
この『盲探(Blind Detective)』は、アンディ演じる視力を失った元刑事とサミー演じる女性刑事が協力して10年以上前に失踪した少女の行方を危険にさらされながら追っていくというサスペンスストーリーです。役作りのためアンディは撮影前、視覚障害者の訓練センターで2カ月にわたってトレーニングを受け、目の見えない人の生活を体験しているそうです。
杜琪峰(ジョニー・トー)監督の新作が2作連続公開ということで、ポリスアクション・ブームにもなりそうですね。
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