中国最大手のポータルサイト「百度」の検索アクセス数で集計したランキングは、中国芸能界の全体の動きが分かる結果を示しています。
これから公開される最新作の期待度ランキング洋画のトップ3は以下のとおり:
3位、ゲームから生まれた名シリーズの5作目、『バイオハザードV リトリビューション(原題: Resident Evil: Retribution)』。2012年9月14日に日米同時公開されたホラーアクション映画。ゲームファンも多い中国では、昨年10月に劇場公開されるとの話が浮上していましたが、結局、様々な事情により公開は無期限延期となりました。それから、ほぼ半年後、遂に"解禁"され、3月20日に中国で封切られることになります。この作品の撮影は2011年10月から12月にかけて行われ、トロントのシネスペース・フィルム・スタジオの他に、ニューヨークのタイムズ・スクエアや、東京、モスクワの赤の広場がロケ地となったそうです。同じシリーズの前作で起用された日本の女優・中島美嘉は、今作でも敵役として登場するほか、日本語吹替版主題歌 『明日世界が終わるなら』も歌っています。
2位、ブルース・ウィリスの名シリーズの最新作『ダイ・ハード/ラスト・デイ(原題:A Good Day to Die Hard)』。ブルース・ウィリスの代表作ともいえるこの『ダイ・ハード』シリーズも今回で5作目を迎えました。シリーズ1作目から25年、そして前作から6年ぶりに制作された作品ですから期待がかなり高まっています。今年2月7日には香港・シンガポールで、そして2月14日には全米・日本などで公開されましたが、中国での封切りは来週の3月14日です。ストーリーは、ロシアで刑務所に収監された息子・ジャックを救いに、ブルース演じるマクレーンがロシアへ乗り込み、親子で活躍するという展開。ブルース・ウィリスは、57歳にして危険なアクションに次々挑戦し、アクションファンを大いに満足させる作品に仕上がっています。
1位、SFアクション・シリーズの2作目『G.I.ジョー バック2リベンジ(原題:G.I. Joe: Retaliation)』。人気玩具を元に作った2009年のSFアクション大作『G.I.ジョー』の続編がいよいよ3月29日に中国に上陸します。3Dでの公開も決まり、より多彩な視覚効果も期待できます。注目のキャスティングは、メインの役どころを演じたチャニング・テイタム、レイ・パーク、韓国のイ・ビョンホンは前作のままですが、ドウェイン・ジョンソン、ブルース・ウィリスなどアクションスターが新たに加わることで、関心度もぐっとアップしています。中国では、以前この映画のアニメ版がテレビ放送されたこともあり、若者の間では根強い人気もあります。
トップ3はいずれも人気シリーズの最新作ですが、1位の『G.I.ジョー バック2リベンジ(原題:G.I. Joe: Retaliation)』は3月29日に北米と同時公開ですから、その反応も楽しみですね。日本では6月8日に封切られます。日本の「G.I.ジョー」ファンはもう少しお待ちくださいね。(ミン・イヒョウ)
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