今週の中国で注目度の高い連続ドラマ・トップ3は以下のとおり：

　3位、『童話二分之一（フェアリーテイル）』。今年8月から9月の間、湖南衛星テレビで独占放送中の純愛アイドル・ドラマ。主演は大陸出身の美人女優・張鈞甯（チャン・チュンニン）、大陸出身の若手俳優・朱梓驍（ピア・チュー）と、韓国の人気スター・李浚赫（イ・ジュニョク）。ヒロイン役の張鈞甯（チャン・チュンニン）は一人で双子姉妹の2役をこなし、その演技力にも注目が集まっています。そして、このドラマの制作側は2つのエンディング案を用意していて、ファンによるネット投票でエンディングストーリーを決めるという、ユニークな試みを実施していることでも話題となっています。皆さんが物語の結末を決められるかもしれないのも楽しみですね。

　2位、『軒轅剣之天之痕（けんえんけん～天空の裂け目～）』。中国語圏を代表するロールプレイングゲーム・軒轅剣シリーズの一つが遂にドラマ化！この時代劇ファンタジードラマは2012年7月6日～2012年9月1日まで湖南衛星テレビで放送された後、ネットの動画共有サイトでも好評配信中です。ドラマの舞台は隋から唐の時代で、主人公の陳靖仇と宇文拓が魔物から世界を守るストーリーが描かれています。主演は時代劇で不動の人気を見せている若手俳優・胡歌（フー・ゴー）。歌手としても活躍中の胡歌（フー・ゴー）はドラマの主題歌も担当しています。ゲームファンなら見逃せない作品です。

　1位、『北京青年（ペキン・ユース）』。最近、TVのチャンネルを変えても、いくつかの局で同じドラマをやっているのに気づきました。2012年8月、北京、天津、上海、浙江省、安徽省で一斉に放送がスターとしたのが、この『北京青年（公式：ペキン・ユース）』。この作品は、常琳の同名小説が原作で、ドラマ界の人気監督・趙宝剛（チャオ・パオガン）の青春三部作の3作目として知られています。青春三部作の前2作はいずれも高視聴率を記録したため、3作目も勿論、大注目を集めています。大都会・北京出身の4人の従兄弟の成長を描く青春ドラマですが、中国の社会問題なども映し出した社会派作品とも言えるでしょう。大陸の新鋭俳優・李晨（リー・チェン）、杜淳（ドゥー・チュン）、任重（レン・ジョン）及び賀剛（フー・ガン）の四人が主役に起用されています。「趙宝剛（チャオ・パオガン）作品で一番若々しい作品ですが、ストーリーが現実離れしていて共感できない」など賛否両論が続いているだけに、この作品は多くの人から注目されています。また、人気の理由は、主人公の4人の従兄弟にあります。公務員、整骨医、帰国子女、ニートと4人は家庭の背景も性格も全く異なるのですが、一つの夢に向かって一丸となって全力疾走する姿が多くの視聴者を感動させたのではないでしょうか。主演の一人・李晨（リー・チェン）は、馮小剛（フォン・シャオガン）映画『唐山大地震-想い続けた32年-』でも主演を務めたので、ご存知の方もいるかもしれません。（ミン・イヒョウ）