オープニングイベントの様子
第19回北京大学生映画祭の開幕式が先週末、北京市内の海淀劇場で開かれました。許晴(シュー・チン)、佟大為(トン・ダーウェイ)が主演を務める「与妻書(仮:妻への手紙)」がオープニングを飾りました。今回の大学生映画祭は1カ月間にわたって開かれる予定で、期間中、全国の大学でさまざまな関連イベントが行なわれます。また、4月26日に北京オリンピックセンターで開かれる閉幕式と授賞式はCCTV-6で生放送されます。今回の映画祭では、国産映画コンクールや中国語映画大学展示会、第13回大学生オリジナル映画コンクール、日本青春映画ウィーク、第3回大学生司会者大会などが予定されています。
北京大学生映画祭といえば、国家ラジオ・テレビ総局や北京師範大学などの共催によって開かれる中国トップクラスの学園映画祭。1993年に始まり、今年で19回目を迎えましたが、毎年4月~5月の間に開催されます。中国初の学園映画祭としても有名ですが、影響はますます拡大し、北京にとどまらず13回目のときには全国の150会場で上映会が行われたということです。大学生が関わる映画制作を主旨に、審査員も3/4が学生だそうです。
オープニングイベントに登壇した寧浩 (ニン・ハオ)監督
今年のオープニングイベントに「スペシャル・メッセンジャー」として登壇したのは、映画監督の寧浩 (ニン・ハオ)。寧浩 (ニン・ハオ)は、北京電影学院出身で、2000年に監督デビューしました。最初のころは、音楽プロモーションビデオの撮影を中心に活動していましたが、山西省の"石炭都市"大同を舞台にした『香火〜インセンス』が2003年の東京フィルメックスで最優秀賞を獲得し、その後、東京国際映画祭に『モンゴリアン・ピンポン』を出品。2006年に、重慶を舞台にしたアクションコメディー『瘋狂的石頭 クレイジー・ストーン』が大ヒットし、全国に名を轟かせました。寧浩 (ニン・ハオ)はイベントの舞台で、「初心を忘れず夢を追いかけよう」と若い世代にメッセージを発信しました。(ミン・イヒョウ)
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