今週の映画部門ではアメリカ映画が上位を占める形となりました。今週の映画トップ3は以下のとおり:
3位、アメリカSF海戦映画『バトルシップ』。海戦ゲーム『バトルシップ』に基づいて約2億5000万ドルの予算で製作された超大作で、中国でロングヒット中。日本では、先週18日からロードショーが始まっています。主役を務める日本人俳優・浅野忠信にも、ぜひ注目していただきたいです。
2位、寧浩(ニン・ハオ)監督の久々の新作『黄金大劫案(ガンズ・アンド・ローゼズ)』。コメディ、アクション、アドベンチャー、ラブストーリーなどさまざまな要素を一つの作品に詰め込み、ニン・ハオらしさ満点のエンターテインメント作品に仕上がっています。中国映画ファンなら必見の作品ではないでしょうか!
名作『クレイジー・ストーン ~翡翠狂騒曲~』で日本でも知られる寧浩(ニン・ハオ)監督ですが、昨年完成させた『無人区』が中国の映倫にあたるラテ総局の審査に通らず公開できなかったため、今回の作品は2009年公開の『瘋狂的賽車(仮:クレイジー・レース)』以来、実に3年ぶりとなりました。物語の舞台は1930年代日本の占領下にある中国・東北地域。主人公は、盗みや詐欺などで乱世を生き抜くチンピラの男の子。ひょんなことから当時の大女優が率いる映画撮影チームに遭遇し、彼らと手を組んで、日本軍が銀行に輸送する8トンの黄金を略奪する計画を実行することに。そして、どたばた劇からストーリーはついに壮大な冒険ロマンに展開していきます。
気になるキャスティングですが、主演には、東北出身で東北の方言をうまく操ることから、テレビドラマなどで活躍している雷佳音(レイ・ジャーイン)が抜擢されています。そのユーモアたっぷりの方言のせりふも要チェックですね。そして寧浩(ニン・ハオ)作品でなじみの郭涛(グォ・タオ)、黄渤(ホアン・ボー)、劉樺(リウ・ホア)なども脇役として出演しています。ほかにも、日本人俳優・山崎敬一さんも重要な役を担当し、すばらしい演技を見せています。ぜひ注目してほしいです。
1位、世界中でヒーロー旋風を巻き起こしたスーパーヒーロー映画『アベンジャーズ』。この作品は『アイアンマン』『インクレディブル・ハルク』『マイティ・ソー』『キャプテン・アメリカ』の主人公いわばおなじみのスーパーヒーローたちが1つの作品の中に勢ぞろいして、ヒーローファンを存分に楽しませてくれます。アメリカでは今月4日に封切られましたが、公開1週間でその興行収入は北米で3億7300万ドル、全世界で10億208万2000ドルに達しました。公開19日目には、2012年の映画で最高、歴代作品では11位となっています。中国でも記録更新中で、日本での公開は、この8月に予定されています。(ミン・イヒョウ)
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