中国最大手のポータルサイト「百度」の検索アクセス数で集計したランキングは、中国芸能界の全体の動きが分かる結果を示しています。
今週はトップ3すべて日本の作品です。今週のアニメランキングは以下のとおり:
3位、『名探偵コナン』。原作は青山剛昌の漫画で1996年からテレビアニメシリーズの放映がスタート。世界各国で翻訳・刊行・放映されていますが、中国でも10年以上にわたりアニメファンの間で高い人気を誇っています。近年は、その劇場版も大陸で公開され、コナン・ファンが急増しています。
2位、『Fate/Zero』(フェイト/ゼロ)。日本の伝奇小説をもとにしたアニメ『Fate/stay night』の10年前を描いたスピンオフ作品で、2011年1月にテレビアニメ化が発表された新シリーズです。その放送は2シーズンに分けられていて、ファーストシーズンは11年10月から12月まで放送され、セカンドシーズンは今年4月から放送されています。人気ゲームとしても知られる作品ですから、ゲームファンの多い中国でも早くもこのアニメに注目が集まっています。
1位、『ONE PIECE』。不動の人気を見せているのは、昨年から中国で新聞連載が始まった『ONE PIECE』。日本では今年で漫画連載15周年を迎え、先日は六本木で作者・尾田栄一郎さんの監修による「ONE PIECE展」も開催され話題となりました。実は、日本の漫画販売サイトが先日、世代別人気コミックランキングも発表しました。今回の発表は、このサイトでの2011年4月1日から2012年3月31日までの売上を購入者の世代別に集計したものです。ランキングでの最も驚異的な結果は、10代から50代まですべての世代で『ONE PIECE』が1位を獲得したことです。また、男女別ランキングでも10代から50代まで1位となっています。本当に日本漫画を代表する作品といえるでしょうか、その人気は今まさに全世界を席巻しています。さて、個人的にはまっていた漫画&アニメといえば、僕が小学生のときに中国でも大ヒットした『聖闘士星矢』(同ランキングで30代部門で上位にランクイン)です。中国語版の漫画も読みましたし、テレビシリーズ、テレビゲームにも夢中になり、キャラクターのフィギュアまで購入したというオタク振りでした…今では、すごく懐かしい作品になりましたが、あの頃は漫画に描かれた奇想天外な世界に惹かれてしまいました。(ミン・イヒョウ)
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