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1月31日は中国の伝統的な祝日、旧暦のお正月・春節です。中国各地の人々は様々な祝賀イベントを行い、一年の中で最も大事な祝日を祝います。今回の中国メロディーは春節をテーマにし、中国各地の春節の伝統行事と音楽をご紹介しましょう。
中華圏の最も盛大な祝日・春節
春節は中国の最も盛大な祝日です。祝日期間中は都市でも農村でも人々が爆竹を鳴らし、獅子舞いなど様々なイベントが行なわれます。そもそも春節とは何なのでしょうか?春節というのは日本でいう旧暦のお正月、旧正月です。かつては1年の労を終えた後に行われ、神様に感謝し五穀豊穣を喜ぶ行事でした。今は、中華圏で最も重要な祝祭日となりました。
年越し餃子
中国は広いですから、地方によって習慣も違います。例えば、中国北方地方には年越し餃子を食べる習わしがあります。大晦日の夜、一家全員が集まって中国の年越し番組「春節の夕べ」を見ながら、餃子を包むことはすでに北方人の年越しの定番の風景となりました。
子供達の春節の楽しみ お年玉と花火
先ほどご紹介したように春節は一年で一番賑やかなお祭りです。人々は家族全員揃ってお喋りしたり、笑ったり、食事をしたりして、一家団欒を楽しみます。そして一番喜ぶのはやはり子供たちです。中国では春節に子供にお年玉をあげる風習があります。大晦日の夜12時を過ぎると、子供たちは親から待ちに待ったお年玉をもらい、大変喜びます。そのほか、爆竹を鳴らすことも子供たちの春節の楽しみの一つです。大晦日の夜、爆竹を鳴らしたり花火を打ち上げたりして、春節の賑やかな雰囲気を思い切り味わいます。
華麗なヤンコ踊り
春節期間中、中国各地の人々は様々なイベントを行います。また地方によって祝賀イベントも異なります。中国東北地方の農村部ではヤンコ踊りが今でも盛んに行われています。人々は老若男女を問わず、みんなカラフルな衣装を纏いラッパや太鼓で演奏する伝統的な音楽に合わせて、ヤンコ踊りを踊ります。その華麗な踊りは祝日の明るく賑やかな雰囲気を盛り上げます。
春節ムードいっぱいの廟会
春節期間中、中国各地の公園ではにぎやかな廟会というイベントを行います。廟会とは日本の縁日のようなもので、さまざまな出店が並び民間の踊りや大道芸なども見られます。この廟会を楽しみにしている人は非常に多く、買い物をしたり遊んだりして春節気分を楽しみます。
番組の中でお送りしたのは
1曲目 難忘今宵(今宵を忘れず)
この歌は1984年の「春節の夕べ」で名歌手・李谷一が歌ってから、多くの中国人に愛唱されるようになりました。
1984年からこの歌はほぼ毎年「春節の夕べ」のエンディングとして熱唱され、すでに「春節の夕べ」の定番曲となりました。今の20代、30代の若者はこの歌を聴きながら育ちました。
歌詞:
今宵を忘れず、
今宵を忘れず、
天の果てでも
海の果てでも
私たちは共に祖国を祝う
祖国よ
祖国よ
2曲目 初一到十五(元旦から十五日まで)
この歌は陝西省の民謡を元にアレンジしたものです。少女の、好きな人に会いたい気持ちを表しいてます。
歌詞:
お正月の元旦から十五日まで、
十五夜よお月様が高く昇っている。
春風が吹き、
柳の枝が揺れる
貴方はいつ帰るのかしら。
3曲目 新年快楽(謹賀新年)
歌詞:
お忙しいみなさん
新年が来ました。
みなさんお疲れ様でした。
新年のご挨拶.
皆さま、明けましておめでとうございます。
4曲目 敲锣打鼓迎新年(ドラと太鼓で新年を祝う)
マレーシアの中国人歌手・姚乙が歌うこの歌は春節に人々がドラを鳴らし、太鼓をたたいてお正月を祝う楽しい雰囲気を生き生きと描きました。
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