「短い魚」
けちな伊さんは、年末に稼ぎがよかったので、正月というのでしぶしぶ、これまで世話になった人を招いて家で一席設けた。
さて、けちな伊さんが一席設けたというので、客たちは珍しがり、どんなものが出るかと面白半分でやってきた。その日は伊さん、野菜のほかに、魚の料理も出した。が、自分は魚が大好きなので、伊さん、なんと魚は真ん中をとって頭と尻尾をくっつけ調理したものを出した。だから魚はいずれも短い。これをみて客たちは伊さんに聞く。
「伊さんよ。伊さん。この魚はどこでとれた魚かね」
「なんですよ?。魚は川からとれたものに決まってるでしょう」
「でも、いずれもかなり短いね」
「魚が小さいのは猟師がわるいのですよ」
「それはしかねえな。でも伊さんよ、今日の魚はみな狭い井戸でとれた魚でしょう、どうりで短いわけだ」
これには伊さん、目をパチパチさせて何もいえなかったそうな。
さて、暮らしは豊かな方がいいのに決まってますが、ある人にはいろいろと考えが出てくるものですね。昔はこんな人がいたようです。
今度は「声を小さく」です。
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