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10年後の中国、結婚出来ない男は3千万人に(前篇)

2011-09-08 13:42:34     cri    


























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 「光棍」っていう言葉を聞いたことがありますか。文字通りに「棒」の意味です。中国では、結婚したくても結婚できない独身の男性を指します。いま、「剰男」と「剰女」、つまり「余った男」と「余った女」は流行語になり、結婚適齢期を過ぎても、まだ結婚していない人を指します。独身生活に満足している人が増えて、結婚年齢がだんだんあがってきました。しかし、したくないのではなく、したいけどできないということで結婚の希望は消えておらず、最近「婚活」が盛んになっています。でも、結婚と言えば、どうも女性のほうが男性より焦っているように見えますね。でも、いま、中国では、男女の出生率にかなりの差があるため、2020年になると、3000万人から4000万人ぐらいの男が余ってしまうという統計がでています。つまり、結婚できない男性・「光棍」は3000万人ほどになるということです。これは大きな社会問題になりそうですね。

 このほど行われた中国の第6回国勢調査によりますと、男女性別の出生率は118に達したことが分かりました。つまり、100人の女性が生まれることに対し、118人の男性が生まれることになるということです。すると、10年後の2020年、中国では、お嫁さんがもらえない男性は3000万人から4000万人近くに達し、大きな社会問題を引き起こすのではないかと見られています。確かに、国連の設定した男女性別の出生率の正常値は103から107の間にありますね。つまり、100人の女性が生まれることに対し、103人から107人の男性が生まれるのがちょうどいいとされています。中国では、1982年から2010年まで行われた4回の国勢調査の結果によりますと、男女性別の出生率は絶えず高まっています。いま現在、0歳から19歳までの人口のうち、男性はすでに女性より2377万人多いということです。

 これはやっぱり、昔からの男尊女卑の考えによるものでしょう。一家の血脈を継ぐため、女の子より男の子がほしいという考えですね。しかし、男の出生率が高ければ高いほど、男女の比例が崩れてしまい、いろいろな社会問題になります。実はアジア圏の国と地区には、どうもこのような傾向にあります。国連のデータによりますと、インドのいくつかの州では、男女の出生比率は120にも達して、韓国は115、香港は112、台湾は110になったということです。いずれも国連の定めた正常値を上回っていますね。

 手元の資料では、今年3月に発表されたインドの第15回国勢調査の結果によりますと、総人口12億1千万人のうち、6歳未満の男女児童の比率は1000対914で、男性は女性より4000万人も多いという非常に厳しい情況が分かりました。インドの一部の貧しい地区では、男性が多くて女性が少ないため、お嫁さんのレンタルまで出現しているということです。男女比例の格差拡大によって、男性の結婚難が深刻になりますね。結婚相手が少ないため、男性の結婚年齢が遅くなり、経済条件の良い人なら、若い奥さんをもらえますけど、年を取っても結婚できない男性がさらに増えるでしょう。すると、犯罪の起きる可能性も増えますね。女性の誘拐事件や、悪質な暴行なども次第に増えるんじゃないですか。治安面の不安が広がります。ただの結婚難ではなくて、社会の治安にも密接に関わっていますね。さらに、中国では、一人っ子政策が実施されていますので、結婚できない男たち、年が取れば取るほど、養老問題も深刻化することが懸念されています。(つづく 「イキイキ中国より」)

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