22日から中国を訪問している日中経済協会(会長・張富士夫トヨタ自動車名誉会長)訪中団は25日、北京での日程を終え、山東省訪問に発ちました。出発前、北京市内で開かれたブリーフィングでは、訪問団の生田章一副秘書長(写真)が記者の質問に対し、「訪問を通して、中国は中高速成長の実現に向け、改革が推進されていると手ごたえを感じており、中国は日本のビジネスが活躍していく地域だと感じられた」と話しました。
席上、生田副秘書長は24日に行われた汪洋副首相との会談について、「日本側が一番期待していたポイントは、中国が今行っている中高速成長に向けての改革で、関連政策が着実に推進されているという手ごたえを感じた。中国経済に対し不安だという意見も一部ある中で、中国は大きなマーケットであり、日本のビジネスが活躍していく地域であると感じられたことが一番大きな成果だ」と総括しました。
また、同日午前に行われた中国工業情報化省との意見交流会について、「中国の産業が発展するにつれ、年々かみ合った議論ができるようになってきている。日本側は具体的な提言や要望を出せるようになったし、それに対して、中国側もこうしてくれと具体的にレスポンスするようになっている」と交流の中身に満足の意を示しました。
訪中団は22~27日の日程で中国を訪問し、これまでに発展改革委員会、商務省、工業情報化省など中国の経済関連省庁と意見を交流し、24日に汪洋副首相との会談も行われました。同協会にとって、1975年から始まり40回目となる大型訪中団の派遣となります。(王小燕)国際・交流へ
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