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 独首相清華大講演、独の歴史への向き合い方を評価

2014-07-09 15:18:14     cri    

 中国を訪れたドイツのメルケル首相は8日午前、清華大学で講演を行いました。テーマは「持続可能な発展」でしたが、日本が行った集団的自衛権の行使容認に関する会場からの質問をメルケル首相は受け流すことはしませんでした。メルケル首相はこれに対して、「北京で日本政府に対しあれこれと口出しをするのはよくない。いつか直接向かい合って意見を交わせる日が来るだろう」と答え、その上で、ドイツの歴史への向き合い方について紹介しました。

 メルケル首相はその中で、「ドイツは第二次世界大戦後の反省において、つらい過程を伴っていた。歴史はまだまざまざと目の前にあり、誰もが自分だけが無関係だとは言えない。ドイツ人の一人一人は過去について、やったこと、あるいはやらなかったことに間違いがなかったかと反省しなければならない。これはつらいプロセスだ」と話しました。その上で、「このような歴史を直視するやり方は正しいもので、大事なのは二度と同じ轍を踏まないことだ」と続けました。

 メルケル首相はさらにドイツの現状について、「多くの反省を重ねたものの、現在でもユダヤ人を標的とする襲撃に備えるため、在独ユダヤ人組織の回りには警備が必要だ。私はこれに対し恥ずかしく思っている。たとえ少人数でも、いつでも必要があれば、この人たちの権利を守らなくてはならない」と話しました。(Yin、Yan、小山)

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