中国の習近平国家主席は28日にベルリンでドイツのガウク大統領と会見しました。双方は両国関係及び共に関心を寄せる問題について意見を交わしました。

　習主席は会見で「国交樹立以来、両国の指導者は両国関係の正確な発展方向を把握し、常に戦略的立場、長期的な視点を持ち、両国国民の根本的な利益を原点とし、両国の利益共同体を築き上げた。両国の協力を大きい領域へ発展させ、今日のような広範に渡る緊密さをつくりだした。両国の指導層はハイレベル往来を重ね、長期に渡る有効な対話交流システムを数多く立ち上げ、双方の相互理解と協力の促進に大きく作用している」と述べました。

　ガウク大統領は「中国は偉大な国である。過去の中国は内憂外患であったが、今日の中国国民は豊かな生活を送り、また深く世界を変えている。ドイツは中国が得た大きな成果に敬服し、『中国の夢』に注目している。中国の改革革新とたゆまぬ発展を祝福する。中国は更なる成功を得られると信じている。ドイツは積極的に中国の現代化プロセスに参与し両国の協力を強化し、ともに21世紀に直面する様々な問題と挑戦に対応していきたい。両国は体制が異なっても、交流を通して相互理解を深め、互いに学び、成長していくことができる」としました。（怡康、吉野）