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習近平国家主席は28日にベルリンで、ドイツのメルケル首相と会談しました。双方は両国関係や共に関心を寄せる国際や地域問題について深く意見交換をし、両国関係を全方位的戦略的パートナー関係に引き上げることで一致し、両国関係の発展の方向性を定めました。
習主席は「今後の数年は双方の改革発展の重要な時期であり、両国がともに成長を実現する重要な時期でもある。中国とドイツは単なる経済パートナーではなく、政治的、戦略的協力パートナーでもある。両国は全方位的戦略パートナー関係を築くことを決定し、長期的行動綱領の制定に着手する」と述べました。
習主席はまた以下5つの提案をしました。第一に政治において信頼できるパートナーになり、ハイレベル往来を保ち、重要問題に関する意思疎通を強化し、戦略相互信頼を増進する。第二に経済協力の質的向上を実現する。第三に人的往来を強化し、互いに大型文化イベントの開催や人的交流メカニズムを制定する。第四に国際事務において交流を保ち、地域問題の外交解決を共に推進する。第五に中国・欧州全面的戦略パートナー関係を深めていく。自由貿易体系を維持・促進し、中欧投資協定交渉を推進し、中欧自由貿易区の実行可能性調査をスタートさせ、対話を通じて貿易と投資の争いを解決するの5点です。
メルケル首相は、「ドイツと中国の関係はハイレベルな成長を保っている。各分野、各レベルの交流と対話は活発で、経済協力は緊密になっている。中国の改革に関心を持ち、中国のより大きな成功を願って、現代化建設に積極的に参与すること、中国の全面的戦略パートナーになることを望む」と述べました。
メルケル首相はさらに「中国と経済貿易、投資、金融、エネルギー、環境保護などの分野における協力を強化し、来年『イノベーション協力年』イベントをともに開催したい」と述べました。
会談後、双方は中国・ドイツ全方位的戦略パートナー関係に関する共同声明を発表し、自動車、交通、情報化、税務、金融、科学技術、省エネ環境保護、医薬、教育、農業などに関する協力文書の調印式に出席しました。(ooeiei、吉野)
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