会員登録

韓国大統領の訪中、意義は重大

2013-06-25 17:13:08     cri    

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が今月27日から30日にかけて中国を訪問し、習近平国家主席と会談する予定です。24日に朴大統領は韓国大統領府首席秘書官会議を開き、「韓中首脳会談には重大な意義がある」と述べました。ある韓国人学者は今回の訪中について「韓中戦略的協力パートナーシップの深化と発展が一番の議題になる」と分析しました。

 朴大統領の訪中は今回が初めてではありませんが、韓国史上初の女性大統領であり、朝鮮半島の情勢の先行きが見えない中で行われる訪中は各界の注目を集めています。これについて、朴大統領は韓国大統領府首席秘書官会議で「今年、両国は新たな政府となり、朝鮮半島情勢を含む政治や経済などの方面は最も重要な時期にある。このような状況下での韓中首脳会談はより特別な意義を持っている」と述べました。

 韓国国内の世論は、朴大統領は当選後、中国に特使団を派遣したのに続き、以前の新任大統領歴訪の慣例を破り、アメリカ訪問後にすぐ中国訪問を決めたことから、韓中関係が韓国政府の外交戦略において重要な位置にあると見ています。

 両国関係の深化というメカニズムの下、朝鮮核問題と朝鮮半島情勢の発展問題は間違いなく今回の訪中で最も重要な議題の1つとなります。朴大統領はこれについて「中国と深い討論を行う」と述べた上で「韓中両国の実質的な協力と非核化を実現させるため、中国との交流と協力を通じて、朝鮮に誠意をもって国際社会の対話プラットフォームに戻るよう促す」と述べました。

 また今回、朴大統領はこれまでの慣例を破り、中国西部の西安を訪問します。これについて韓国大統領府の金杏(キム・ヘン)報道官は記者会見で、訪問地の選択にも多様な視点が必要だとし、

 「西安は三千年の歴史を有する文化的古都であり、西部大開発の中心都市、教育の中心都市、都市発展の歴史を描写する地でもある。そして西安は、韓国と中国西部地区の交流協力の中心である。数多くの韓国企業が西安に駐在し、今後も更に多くの韓国企業が西安に向かうだろう。長期的に見れば、西安は韓国企業の中央アジア・欧州進出の架け橋となる地で大きな潜在力がある」と述べました。

 朴大統領の訪中について聞いた韓国の世論調査によりますと、韓中首脳会談を肯定し楽観的な見方をしている人は6割で、今後の韓中関係の発展を積極に評価する人は85%に上り、今回の訪中に「韓中関係発展の新たな青写真を描けるだろう」との期待を示しました。(白昊、吉野)

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS